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私が現在の政権を「自公“合体”政権」と表現をするのは、戦略的意図があるからである。政権交代をいう以上、政権をどう捉えるかは重要なことである。私たちの学生時代、ひとつの敵か・ふたつの敵かという論争があった。革命の敵は、日本独占資本とする立場と、日本独占資本とアメリカ帝国主義の二つだとする立場であった。この見解の違いによって野党陣営は激しく対立した。 私が現在の政権を自公“合体”政権と呼ぶのは、私たちが戦わなければならない対象は自民党という認識で大丈夫なのかという問題意識からである。私は自民党政権の中にいたので、その実態を知っている。現在の政権は、かつての自民党とは明らかに異なるのである。私が特に問題にしたいのは、現在の政権のマスコミ対策である。現代の政治においてマスコミ対策は大きな意味がある。 マスコミは、“第四の権力”とさえ呼ばれている。従ってマスコミ対策というだけでは済まされない問題である。どこの国でも体制側はマスコミに対してそれなりに影響力をもっている。政権を取るということは、社会の多数派になるということである。マスコミに対する影響力をもつことは、その意味で当然のことである。かつての自民党もそのような影響力はもっていた。しかし、現在の政権の与党である公明党、そして公明党を事実上支配している創価学会は、マスコミに対して特別の影響力がある。それを影響力と呼ぶのは甘すぎる。“マスコミ工作”といった方がよいと思う。 創価学会のマスコミ工作の凄さは、別に述べなければならない。ここではそれに対してどう戦うかという問題を提起したい。自公“合体”政権に対抗する勢力・野党陣営は、インターネットというツールを有効に使わなければならないということである。インターネットを有効に使うことがもっとも現実的であろう。伝達手段としてのインターネットのネットワーク性は、いまやかなり広く、動画を含めて相当の情報を流すことことができる。ツールとしてのインターネットはかなり発達しているのだが、問題は情報を制作する力である。この壁は依然として厚い。 良い情報を制作するには、資金やマンパワーが必要なのである。良い情報がある場合には、デジタル情報の伝達力の強さを有効に使って、インターネットを使ってこれを伝播しなければならない。そのひとつの実例として阿修羅♪の掲示板に“政治選挙48”というものがある。これは投稿者が気に入ったWebサイトの記事を紹介する掲示板である。ここが一般の掲示板とはちょっと違っているところだ。私の永田町徒然草も“ダイナモ”さんという方が投稿して下さっている。 私はあまりネットサーフィンをしないし、その時間もない。ごく限られたWebサイトしか定期的にみていないが、この掲示板は注目すべき政治的な記事をみるには便利である。永田町徒然草にそれだけの価値があるかどうかは別にして、多くの人々に永田町徒然草をみてもらえることはありがたい。掲載された永田町徒然草にはそのアクセス数も表示されるし、また「この投稿に拍手」という欄や「拍手の一覧を見る」と機能もある。掲載された永田町徒然草の反応が見れるので参考になる。私がこの掲示板を知ったのは1ヶ月ほど前であった。 自公“合体”政権に対抗する勢力・野党陣営がもっている情報制作力は、残念ながら体制側に比べれば劣る。それは仕方がない。従ってインターネットをもっと有効に使って情報の面で負けないようにしなければならない。そのためにもっと努力しなければならないと思う。マスメディアが第四の権力だとしたら、自公“合体”政権に対抗する勢力・野党陣営はインターネットを“第五の権力”として使いこなさなければならない。自公“合体”政権の下では、マスメディアは自公“合体”体制の補完権力として機能している。マスメディアにジャーナリズムの批判精神を期待することなど、いまや幻想である。 それでは、また。 |
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