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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008031702096018.html
スコープ 下落止まらぬ内閣支持率 『学級崩壊状態』嘆く閣僚 最後の切り札?与党 4月改造論
2008年3月17日 紙面から
日銀総裁人事で苦悩する福田康夫首相。加えて年金問題やイージス艦事故などもあり、内閣支持率は三月も、下落傾向に歯止めがかからなかった。政権に逆風が強まる中、与党内には、予算成立後の四月に内閣改造を行うべきだとの声がくすぶり続けている。日銀人事と異なり、こちらは国会の同意も不要で、首相の腹次第だが−。 (岩田仲弘)
共同通信社が十六日にまとめた最新の内閣支持率は、政権発足以来最低となり、30%割れも目前となってしまった。日銀人事も混迷し、このところ、政権浮揚の要因が見当たらない。
こうした中、四月改造論は「支持率を上げる要素は改造しかない」(自民党中堅)との期待を受けて浮上してきた。衆院解散が近い状況なら首相への求心力もおのずと高まるが、先送りムードが強まり「自民党内の関心が必然的に改造に向いてしまう」(首相周辺)との事情もある。
首相にとっても、重視する七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に向け「福田カラー」を打ち出せるというメリットがあり、予算成立後の内閣改造は「かなりの確率である」(参院自民党幹部)というわけだ。
もともと福田内閣は、閣僚十七人のうち十五人が安倍前内閣と同じ顔ぶれ。首相は「自分の本物の内閣」(森喜朗元首相)をつくるため通常国会前の内閣改造を検討したが、実現しなかった。
最近は、首相が一層「人心一新」に駆られるような出来事も閣内で相次いでいる。公務員制度改革や空港への外資規制をめぐって閣僚の意見が対立する「閣内不一致」を露呈したり、鳩山邦夫法相が失言を繰り返したり。現職閣僚からさえ「内閣は学級崩壊」との嘆息が漏れている。
ただ、通常国会中盤での内閣改造は、戦後ほとんど例がない。この時期の閣僚入れ替えは、答弁の面から「相当リスクがある」(首相周辺)ため。首相の出身派閥の自民党町村派にも「今国会が終わるまで改造はない」(幹部)との消極論がある。
もっとも、首相の目前には、ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率を維持する租税特別措置法改正案の修正問題など、難題が山積。「改造はやった方がいいけど(政治情勢は)厳しいな」(与党幹部)との指摘が、首相の胸中を言い当てているかもしれない。
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