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無駄遣い発覚次々 沈静化兆しなく 政府、火消しに躍起 道路財源
(東京新聞)2008年3月15日 朝刊
道路特定財源をめぐる国会審議で、マッサージチェアやカラオケ機器の購入など道路建設とは関係ない「無駄遣い」が相次いで発覚している。ガソリン税(揮発油税など)暫定税率の期限が今月末に迫り、税率維持を目指す政府は火消しに躍起となっているが、新たな問題が次々と表面化する悪循環に陥っている。
福田康夫首相は十四日の参院予算委員会で、道路特定財源からの一連の不適切な支出について「国民に疑念を持たせることがあってはいけない。不信の払しょくに努めたい」と改善に全力を挙げる考えを強調した。
政府は、一月に卓球などの運動用具購入が表面化した当初、支出が合法的だったこともあり「そんな大きな金額ではない」(冬柴鉄三国土交通相)として、それほど重要視していなかった。
しかし、五億円規模のミュージカル事業や、国交省所管の公益法人が道路財源で「丸抱え」の職員旅行をしていた問題も表面化。雲行きが怪しくなると、政府は素早くかじを切り、発覚直後に改善策を講じるようになった。
冬柴氏は「私も庶民。そこまでするかと思う」と、国交省所管法人をかばう姿勢を封印。同省に設置した改革本部で抜本的な組織の見直しを始め、五十ある主要な公益法人を半減させる大胆な方針を打ち出した。
政府の姿勢転換の背景には、暫定税率維持への世論の反対が根強い中、これ以上の逆風を避けたい思いが見え隠れする。
ただ、職員旅行の問題では、十四日も二十二法人で道路財源が使われていたことが表面化。野党は無駄遣いの問題を集中的に追及する構えで、問題沈静化の兆しはない。 (原田悟)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008031502095516.html
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