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福田政権これが致命傷…元外務官僚天木氏が痛烈批判
胡主席訪日「中止になれば…」
中国の毒ギョーザ事件などで弱腰外交に終始し、道路特定財源でも官僚擁護を続ける福田康夫内閣の支持率が、株価同様に下落し続けている。処方箋はあるのか。元駐レバノン特命全権大使の天木直人氏(60)は「福田内閣は外交も内政もひどすぎる。道路財源に見られる自民党中心の政官業癒着も限界。もはや政権交代しか残された道はない」と直言した。
天木氏は2003年のイラク戦争開戦前後、外務省本省に米国の武力行使をやめさせる外交努力を求める公電を2度も送った「もの言う外務官僚」だ。その直後、同省を事実上解雇された。
それだけに、中国公安当局が先月末、「日本で毒物が混入された可能性が高い」と会見を行い、これに福田首相が「中国は非常に前向きだ」と語ったことに耳を疑った。
天木氏は「私は日中両国の友好関係を願っているが、中国側の会見内容は一方的でひど過ぎる。福田首相は言うべきことを言わなければならなかった。中国は共産国家で自国に不利益なことは認めない。福田首相があんな弱腰発言をしたことで、事件はウヤムヤになるだろう」と指摘。
さらに、「日本側が胡錦濤国家主席の来日延期を申し入れたのも間違っている。毒ギョーザ事件と東シナ海のガス田開発の見通しが立たないためのようだが、中国側は痛くもかゆくもない。来日中止となれば『アジア外交重視』を掲げた福田首相の致命傷になるのではないか」と分析する。
元官僚として、道路特定財源を主な原資とする道路整備特別会計が、国交省やOBの天下り団体などで「自由な財布」として浪費され、そのシステムを自民党道路族が死守しようとする現状にも厳しい視線を向ける。
天木氏は「完全な『税金の私物化』といえる。これは国交省だけでなく、他の省庁もほぼ同じ。『消えた年金』問題も基本的構図は一緒だ。自民党と官僚組織、業界が癒着して、国民の財産を収奪してきた。民主党は確かに頼りない。ただ、政権交代が実現すれば、国民がさらに怒りに震える実態が明らかになるはずだ」と話す。
現在、日銀総裁人事をめぐり国会が空転している。政府与党やマスコミは「政策を政局の道具にするな」と、民主党中心の野党陣営を批判する だが、天木氏は「政策と政局は一体。政策が違うからこそ政局が生まれる。『政争の具にするな』という主張は政権側やそれに近い人々の言い分であって詭弁だ。国会審議を見れば、福田首相や閣僚がまともに議論をしていない姿がよく分かる。国民に分かりやすい政局を作り、一刻も早く解散総選挙に追い込むべきだ」と話している。
ZAKZAK 2008/03/11
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