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日銀総裁候補
日銀新総裁人事で揉めています。問題の武藤敏郎という元大蔵官僚はいかなる人物で、どうして野党が強硬に反対するのか。自民党は強硬に反対されるのをわかっていてどうして福井総裁の任期が切れる直前の今頃この人事案を提示したのか。宗主国との絡みが多分にあるのかと思いました。
以前読んだ副島先生の著書にこの人物のことが書かれていたことを思い出しましたので、以下に紹介します。
老人税 副島隆彦 (引用開始)
P60
●日銀に乗り込んだ、財務省のドン
今の日本を動かして握ってるのは、前述したとおり竹下登元総理の系統(子分)の政治家たちである。小泉純一郎はブッシュ米国大統領の忠犬であるが、国内では森喜朗と青木幹雄の子分である。
(中略)
現在の財務省(旧大蔵省)の官僚たちのドンは、武藤敏郎氏である。今はなんと、日本銀行に乗り込んで日銀副総裁をやっている。武藤敏郎は日銀城≠落城させようとしている。幕末以来145年の三井=ロスチャイルド系譜である日本銀行を攻め立てる、アメリカ・ロックフェラー財閥勢力の代理人が武藤敏郎であり、日銀内で生え抜きの日銀官僚たちと、怒鳴り合いのケンカをしている。
武藤敏郎にしてみれば、日銀は、アメリカ帝国の言うことを聞かない最後の日本の欧州系勢力の牙城である。武藤氏は自ら首切り隊長として日銀に乗り込んで、人事権を徐々に掌握し、「二・二六」の反乱青年将校にも等しい愛国派の生え抜きの若手日銀官僚たちと一進一退の攻防戦を繰り広げている。
(中略)
●アメリカの「日本金融管理」の陰で行われたこと
大蔵省は1998年の2月に、東京・新宿の「楼蘭」という名前のノーパン・しゃぶしゃぶ屋を舞台にしたスキャンダルをアメリカに仕組まれ、それで叩き潰された。楼蘭で接待や飲み食いをした各省官僚たちが、ウッカリ置いていった名刺の氏名の一覧表をインターネット上に公開されてしまった。
それで「ノーパンしゃぶしゃぶ」と一言聞いただけで、誰もが卑しい笑い声を立て、眉をひそめた。この下劣なスキャンダルの攻撃を受けて、それ以来、大蔵省はアメリカに屈服して立ち上がれなくなった。ノーパンしゃぶしゃぶ屋の経営者は、来店した官僚たちの名刺の束を持ち出したのだが、この経営者を利用して、一大スキャンダルに仕立て上げたのはアメリカのCIAである。
これが1998年の5月くらいから火を噴いて、11月には「大蔵落城」と囃された。長野厖士大蔵省証券局長が逮捕寸前まで追い詰められた。そして若手の検察官と新聞記者が大蔵省になだれ込んで、正義の味方よろしく「日本の官僚たちの不正を暴く」という、まるで子供劇場のような様相を呈した。自分たちがアメリカに操られたことも自覚せずに。
すでにそれまでに、自民党の実力者政治家たちも、それぞれが弱みを握られてアメリカに屈服していたので、アメリカには逆らえないようになっていた。大蔵官僚のトップたちが「(金融自由化は)わが国の法律では、それはできません。それもできません。」というかたちでアメリカに激しく抵抗していた。
だから、アメリカが、自分たちに刃向かい、言うことを聞かない大蔵官僚たちを叩きのめしたのである。
このとき、アメリカの忠実な子分として、大蔵官僚の若いドン(官僚の元締め)になったのが武藤敏郎である。そのあとしばらくは、まだ武藤敏郎によるアメリカの意を体現した日本金融管理が続く。表面上の日本管理の手先代表は、竹中平蔵財政金融担当大臣であるが、実務の官僚行政のところは武藤敏郎がやっている。
小泉政権になったあと、この4年ぐらいは、武藤敏郎が日本の予算案を決めて、最終的に決済をもらっているようである。誰に対して、誰から決済をもらっているといのであろうか。
昔は田中角栄という愛国者の日本のドン(闇将軍とも呼ばれた)に対して、大蔵官僚のトップが「予算案」という一枚紙を直接差し出していた。田中角栄を、アメリカの意向を受けて竹下登と中曽根康弘が、互いに嫌いなのに手を組んで突き殺したあとは、竹下登が日本の最高実力者(実質的な日本国王)となったから、国王・竹下登に対して予算案は捧げ渡されていた。
ところが竹下の死後、亀井静香が一回だけ臨時の日本国王の地位についたのだが、そのあとは実質的な日本の国王はいなくなっている。小泉首相はこの器ではない。竹下登の子分たちが、お互い足の引っ張り合いをやり合うからといこともあるが、それよりもやはり、アメリカの日本に対する直接支配が厳しくなっているので、今は「大空位時代」なのである。
だから、武藤敏郎氏のような官僚のトップが、アメリカのニューヨークの金融財界の指導と承認を受けながら、日本の予算案を作成し執行している。情けない国になったものである。
(引用ここまで)
しゃぶしゃぶ事件以来大蔵省(現財務省)が米国の軍門に降った話は有名です。小泉政権が誕生して以降の日本の惨状を見れば、その間日本の予算を牛耳っている財務省の最高権力者武藤氏に対して野党が反対するのも当然。亀井静香氏が郵政民営化選挙で潰されそうになり、自民党を追われたのも米国の直接支配がもと。医療も福祉も教育も関係する予算は全て削減しろと各省庁に圧力をかけ続ける財務省。そのバックには米国がいて国民から巻き上げた税金は米国債やドルの購入にひたすら充てられ続けている。日銀も手に入ればお札も意のままに刷り散らかせますからね。
武藤がダメなら伊藤隆敏という東大の教授はどうかと政府与党は提案しているようですが、こいつは諸悪の根源経済財政諮問会議のメンバーですからトンデモナイ。野党も「それも無理」と突っぱねているようですが。それにしても政府与党とはいったいどこの国の政府かね?
[コメント]
今度の武藤氏は、疑惑のある財務官僚であるから、止めた方が良い。ロスチャイルドもロックフェラーも付かない本当の日本の将来を真剣に考える人を選ぶべきだと。今は、郵貯金がない。国債を支えなければならないから、当然、日銀通貨の発行も重要でしょう。要するに国の為に、真面目に考える人を選ぶべきだ。自分は、元大蔵省の財務官僚である中山女史を選びたいですが。只、北朝鮮の問題もあるから無理か。今、北朝鮮の拉致問題の責任者であるから。「大和ごころ。ときどきその他」氏は、ロスチャイルドもロックフェラーも基本的に日本を狙っている。共産主義革命の計画者はロスチャイルドであり、更にロックフェラーの財務管理者でもある。
財政と金融の分離、日銀の独立性について(小野盛司)
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/03/post_872e.html
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