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(回答先: お知らせ―「小田実 遺(のこ)す言葉」(NHK教育)ETV特集【本日3月9日放送】 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 3 月 09 日 12:59:28)
以下は「しんぶん赤旗」(3月8日付・紙面版14面)の「試写室」からの直接貼り付け。
<ETV特集> 小田実 遺(のこ)す言葉
思想の核を病床の姿通し示す
「九条の会」の呼びかけ人で作家の小田実(まこと)さんが亡くなって半年が過ぎました。「憲法九条 今こそ旬」という言葉を生み出し、九条擁護の先頭に立った姿は今も目に鮮やかです。
番組は、青年時代の『何でも見てやろう』に始まり、ベトナム反戦運動、阪神淡路大震災の市民議員立法実現など、市民運動の先頭にたった小田さんの思想の核にあったものを、病床で最期まで語り続け、書くことをやめなかった姿を通して浮き彫りにしていきます。
小田さんは、兵庫・西宮の自宅を訪ねた私に、大阪空襲の写真をさして「この黒煙の中に私はいた」と語ったことがあります。映像でも同じ写真を示し、人々はなぜこのようにして黒煙の中で死ななければならなかったのかと厳しく問いかける場面があります。その体験が彼の思想の根にあることがうかがえます。
「残されている日々は本当に数えるばかりになりました。それでも可能なかぎり書き続けます。私は作家です」という英文が胸に迫ります。病床のインタビューで突如涙ぐむ小田さん、その心にはなにが去来したのか。
「九条が基本」と最期に書き付けた言葉が印象的だっただけに、彼が力をそそいだ「九条の会」についてふれられなかったのは残念です。
(牛久保建男)
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* 牛久保建男氏:文芸評論家、赤旗記者歴32年。
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