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http://www.amakiblog.com/archives/2008/03/08/#000753
2008年03月08日
派遣先探しが優先する日本のPKO
8日の朝日新聞は、訪日中のカンボジア副首相が、カンボジアがPKO(国連平和維持軍)を派遣しているスーダン南部の治安情勢が緊張していると述べたと報じている。
この記事を読んだ日本政府関係者は、さぞかし困惑しているに違いない。
それというのも、7日の日経新聞では、政府は自衛隊のPKOへの新規派遣先として、スーダン南部を有力候補地として絞り込んだという記事があったからだ。
その日経記事によると、こうだ。洞爺湖サミットではアフリカ支援が主要議題の一つ。サミット前にスーダンに自衛隊を派遣できれば、福田首相が掲げる国際貢献を世界にアピールできる。
防衛省は治安情勢を見極めたいとしているが、高村外相や町村官房長はなんとか実現したいと思っている。だから、来日中のスーダンの大統領補佐官と話し合い(高村外相)、どんな協力ができるかスーダン政府と話し合って決めたい(町村官房長)と一生懸命なのだ。
この一例が日本のPKO派遣の正体を端的に物語っている。日本のPKO派遣は、紛争国や国際社会の要請に応じて派遣されるのではない。紛争解決や防止のために派遣されるのではない。日本の国際貢献をアピールするために派遣されるのだ。
だから、いくらNATOや米国から求められても、危険なアフガンやイラクには派遣しない。安全なところを必死で探して派遣しようとする。
しかし安全な紛争地などありえない。安全なところを探して自衛隊を派遣しても、国際社会は決して評価しない。
日本のPKO派遣は日本の都合による一人相撲なのだ。
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