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昨日友人と自動車で関東のある町に行った。私はこれまでガソリン税が地方に偏っている税だといってきたが、首都圏でも都心の一部を除けばやはり自動車に依存する地域が多いのだという。友人は「与党幹部が、“ガソリン25円”は国政で争うような問題なのですか」などと発言していることを指して、庶民感覚がまったく分かっていない輩だと怒っていた。庶民はガソリンが1リットル2〜3円違えばそこに行く。それほど庶民の生活は大変なのだ。普通の生活を知らない2世政治家はやっぱりダメだといっていた。 この正月、郷里に帰省したとき元青年部幹部がいっていた。最近ガソリンスタンドで店員が“満タンですか”といえないというのだ。ということは、お客さんが「○○リットル、入れてくれ」とか「○○円、入れてくれ」というのであろう。私はこれまでガソリンスタンドで「○○円、入れて下さい」とか「○○リットル、入れて下さい」などといったことがない。世相はこのように日々変わっているのである。それが分からないようでは、政治はできない。
これには笑ってしまった。野党の審議拒否を印象付けるために与党がこれまでやってきた戦術である。私が国会に出た当時(昭和54年)、こんなことはやらなかったが、平成になってから自民党国対が編み出した(?)戦術である。予算委員長が職権で予算委員会を開催しても、定足数に達しないために開けないというのでは、これは笑えない漫画である。国会の委員会は定数の過半数の議員が出席しなければ開会することができない。要するに過半数の議員が出席しなければ委員会は成立しないのである。上記予算委員会は成立していないのだから、正確にはこれまでのように審議拒否とはいえないのである。 委員会の招集はふつう与野党の理事で構成される理事会で決められる。理事会で決められない場合でも、委員長が職権で召集することもできる。理事会で決められない場合とは、要するに与野党の合意が形成できないからである。その場合、ふつう多数を占める与党から選出された委員長が与党の意を受けて職権で委員会を召集する。委員長が職権で召集したのに、与党議員が全部出席しても定足数に達しないために委員会が成立しないなどということはこれまではあり得なかった。要するに委員会は成立しないのだ。委員長が職権で開会しようとした委員会は、“幻(まぼろし)”になったのである。 幻の予算委員会に総理大臣以下の全大臣が2時間も3時間も並んで座っているのだから、これは完全にもう“漫画”である。そういえば福田首相というのは、幽霊のように存在感のない何んだか薄気味の悪い(!)総理大臣である。だから幻の委員会に2時間も3時間も黙って座っていることが少しも苦にならないのであろう。状況がまったく変わってしまったのに、相も変わらず同じような戦術を有効と考える自公“合体”政権は、応用動作ができないのである。これをKY(空気読めない)というのは違う。具体的状況における具体的分析ができない証左なのである。政権として致命的欠陥があるということなのだ。予算はこんなことをしなくても30日経てば成立する。だが、ガソリン税の暫定税率の10年間延長はそうはいかない。 それでは、また。 |
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