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政策の違いこそ政局をつくりだす(天木直人のブログ)
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投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 3 月 04 日 13:59:54: twUjz/PjYItws
 

http://www.amakiblog.com/archives/2008/03/04/#000746

2008年03月04日
政策の違いこそ政局をつくりだす
   

   空転する国会を前にして、世の識者は必ず口にする。政策を政局の道具にもてあそぶな、と。そうではない。政策が違うからこそ政局が生まれるのだ。

  権力を握る与党がその政策を強引に押し進めようとし、その政策に反対する野党が、自ら主張する政策を実現するためには権力を握るしかないと考えた時、必然的に、そこに政局が生まれる。

  そんな私の考えを代弁してくれる記事を4日の東京新聞に見つけた。谷政幸論説副主幹の「政理整頓」がそれだ。「政策が政局に直結する」という見出しで書かれたその論説のなかで、谷氏はこう言う。

  ・・・かねて気になっている論調がある。安全保障や税、年金の問題を政争の具にするな、という、いわば”大人の説諭“である・・・はたしてそういう議論は正しいか。政権を持っている側やそれにくみする立場からの言い分ではないのか・・・

  そう言ったあとで、谷氏は、たとえば組織防衛に終始する防衛省をかばうか、根本的に改革するかという問題や、道路特定財源問題で官僚主導の政策に乗って官僚を擁護する立場をとるか、官僚政治に風穴を開けるか、などは、すぐれて政治的な対立軸の問題であり、どちらの立場をとるかの議論は、そのまま「政争」、「政局」につながる、というのだ。

  私もそう思う。多くの国民もそう思っているに違いない。問題は野党が政局を作りきれていないところにある。見ているがいい。空転している国会は一週間たてば再開する。そして同じような議論を繰り返していたずらに日数を消費する。

  野党が真の政局に持ち込めないところが最大の問題なのである。与野党の政治家たちが自分たちの生き残りのために政界再編にうつつを抜かすようになっているのが問題なのだ。

 自公政権を否定するかしないか、はやく国民に決めさせないところが、日本の混迷を不必要に長引かせているのである。

 


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