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(回答先: 「あたご」乗員、艦内で飲酒か (日刊ゲンダイ【2008年2月29日掲載】) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 3 月 03 日 19:31:08)
http://netallica.yahoo.co.jp/news/26677
福田“沈没”危機! イージス艦事故当時“酒盛り”か
2008/3/1 17:00
海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごの乗員が事故当時、飲酒していた疑惑が29日、浮上した。同日午後の衆院予算委員会で民主党が追及する。これが事実なら石破茂防衛相の進退問題はさらに炎上、福田康夫内閣に大打撃を与えることは必至だ。
「事故当時にあたごで酒盛りをやっていたとの情報がある。防衛省関係者からの情報で、真偽は不明だが、艦内では頻繁に飲んでいるらしい」
石破氏が参院外交防衛委員会で厳しく追及された28日夜、永田町界隈(かいわい)ではこんな情報が飛び交っていた。
こうした中、時事通信が29日未明、「あたご乗員、飲酒か 野党、きょう追及の構え」との見出しで記事を配信。海上自衛隊の「確認できないが、海上保安庁の調べに対し、事故時の飲酒を認めた乗員がいるかもしれない」とのコメントも添えられていた。
海上幕僚監部広報室は同日午前、夕刊フジの取材に対し「報道の内容については承知しているが、現在も乗員に直接話を聞けない状態なので、詳しいことは分からない」と答えた。
同室によると、停泊中に艦内でレセプションが行われる場合に限り、遠洋航行に限らず、一定の手続きを経れば艦船でも飲酒は可能という。ただし、航行中は一切の飲酒が禁じられている。
時事通信は「あたごは衝突時、米ハワイ沖でミサイル試験を終え、横須賀基地(神奈川県)に寄港する途中で、ハワイ停泊中に乗員が艦内で飲酒した可能性がある」と報じている。
この疑惑をめぐって、民主党が29日午後の委員会で追及する。
また、事故直前の午前4時前に当直全員が入れ替わったことが分かっているが、ある野党議員は「まさか当直明けに飲んでいたなんてことまではないだろうが、事実だとすれば『飲酒・ひき逃げ』に等しい。民主党議員の質問を注目したい」と話した。
飲酒をめぐっては、インド洋に派遣された護衛艦の乗員が無許可で飲酒したとして減給処分を受けた例がある。02年12月には「あさかぜ」で飲酒が発覚し、25人が懲戒処分を受けた。翌03年7月にも、「はるさめ」で飲酒し艦長ら86人が減給処分などを受けた。今回は人身事故が発生し、飲酒にはことさら厳しいご時世だけに、特に、石破氏の進退問題が加速するのは確実だ。
石破氏は隠蔽(いんぺい)や情報操作があれば辞任する意向を表明しているが、イージス艦衝突事故をめぐっては、防衛省による不手際と“ウソ”のオンパレードで窮地に立たされている。
民主、社民、国民新の野党3党は28日夜、都内のホテルで国対委員長会談を開催し、石破氏の辞任か罷免を要求していく方針で一致した。共産党も足並みをそろえる見通しだ。
また、民主党の鳩山由紀夫幹事長は「潔く出処進退を判断すると思っているが、(そうでないなら提出を)視野に入れている」と、石破氏の問責決議案提出を視野に入れていることを明言した。
福田首相は、石破氏が自ら選んだ数少ない閣僚ということもあり、「防衛省改革の使命をしっかりやるのが責任だ」などと石破氏を擁護する姿勢を崩していない。ただ、与党内にも「原因究明などの区切りがついた時点で辞めるべきだ」(閣僚経験者)、「もう辞任は避けられない。本人もそのつもりだろう」(防衛庁長官経験者)との声が広がり、辞任は不可避との見方が有力となっている。
飲酒爆弾で、福田内閣が沈没する事態になってしまうのか。
イージス艦での飲酒疑惑が浮上しているが、専門家はどうみるか。
■軍事評論家・大久保義信氏の話 「残り数時間で寄港するタイミングの飲酒は、どう考えても理解に苦しみます。海自の長期外洋の際は、現地で寄贈される酒類や、艦上イベントで使用したたる酒などが持ち込まれるケースが少なくない。停泊中の飲酒は例外的に認められることもあるが、航海中は艦長監督の下、鍵のかかる場所で厳重に保管される。旧海軍時代は『酒保』と呼ばれる酒類販売所が艦内に設置され、真珠湾出撃前の艦内大宴会は有名な話です。しかし、戦後は酒類持ち込み自体厳しく制限され、90年以降、艦内飲酒は事前許可を取った上で、停泊中の日没から午後10時の消灯時間に限り、食堂や士官室などでのみ認められていたはず。この内規も、現実的には守られていなかったということでしょう」
■軍事評論家・神浦元彰氏の話 「海上自衛隊は航海中の飲酒は禁止です。艦(ふね)に持ち込むことも禁止。事故や戦闘など何かあったとき即対処できるよう艦内では飲酒しないというのが原則です。乗員が寝付かれないからと一杯飲んで寝たとしても処罰の対象になるほど厳しいもので、兵や下士官クラスが飲んでいたら即処分されます。士官が飲んでいたら大きな反発を受けるし、内部告発で大変なことになる。第一、部下への示しがつかず、恥ずかしいこと。2003年にインド洋に派遣された護衛艦の乗員が艦内で飲酒し、海自史上最大の処分が行われた。同様にアメリカ海軍も飲酒禁止ですが、英国海軍は女王陛下の誕生日など艦長が特別許可した時は認められます」
2008/3/1 17:00 更新
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