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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008030302092247.html
2008年3月3日 紙面から
首相退任後、表立った活動を控えてきた小泉純一郎元首相が活発に動きだした。視察や会合への出席を重ね、与野党攻防の焦点となっている道路特定財源をめぐる議論にも本格参戦してきた。 (安藤美由紀)
小泉氏は二月二十二日夜、東京都八王子市で開かれた町村派議員のパーティーで講演。「今国会の焦点は道路特定財源。民主党は一般財源化を主張している。私は野党の主張も多々もっともだと思う」とずばりと切り込み、会場を埋めた聴衆を引きつけた。
小泉氏はさらに自民、民主両党には「一般財源派」と「特定財源派」が混在していると指摘。両党の一般財源派が手を組めば、一般財源化は可能だという考えを示した。
発言の反響は大きく、翌日には、これまで道路特定財源の暫定税率の維持をかたくなに訴えていた「道路族」議員の重鎮・古賀誠選対委員長が「修正も一つの在り方だ」と軌道修正。福田首相も「重く受け止める」と応じた。
道路特定財源の一般財源化は小泉氏の持論。しかし、自分の内閣では実現できなかった。小泉氏は「ねじれ国会」を奇貨として、悲願の達成に動きだした、との見方も出ている。
「政局の男」といわれる小泉氏が動きだしたことで、永田町は、小泉氏が一般財源化をテコに政界再編を目指しているとの観測も出ている。
二十六日に小泉氏は山崎拓前副総裁らと会食。民主党議員も出席する予定だった。
結局、民主党議員は姿を見せなかったが「再編への布石か」との憶測が広まった。
細川護熙元首相と小泉氏が会談したとの情報も流れていたが、山崎氏との会合で、小泉氏は「そうした事実はない」と否定したという。しかし、最近の小泉氏の言動からは、そういった「うわさ」を楽しんでいるかのようにみえる。
また自民党内からは「福田政権を支えることで、小泉改革に否定的な麻生太郎前幹事長の政権ができるのを阻止するのが狙い」(幹部)とポスト福田と絡めて、小泉氏の目的を解説する声もある。
小泉氏は、首相再登板の考えは全くないと完全否定し続けている。だが、首相時代の人気は衰えておらず、内外からは「眠れる獅子がいよいよ起きた」(与党関係者)と、期待と警戒が入り混じった視線が送られている。
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