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2008年03月02日
外務省のかつての同僚たちに訴えたいーイスラエル非難声明を今すぐ世界に発信して欲しい
このブログを読んでいる外務省のかつての同僚たちよ。これは君たちへの批判ではない。一人の元同僚の心の叫びである。
連日繰り広げられてきたイスラエル政府のガザ弾圧は、ついに来るべきところまで来た。3月1日、ハマス戦闘員の殺害の巻き添えで数十人の犠牲者が出た。その多くが市民だ。朝食を用意していた母親や子供たちが一瞬にして吹き飛ばされた。
その悲鳴が、舞い上がる土埃の中から私の耳に聞こえる。地中海の青さを切り裂いて伝わってくる。オリーブのかおりを含んだ風が血の匂いにかき消されていく。
これほどまでの虐殺を知りながら、なぜ外交的行動を起こそうとしないのか。かつての外務省であれば直ちに暴力停止の非難声明を出したはずだ。それが何の意味ももたらさないと分かっていても、少なくとも外交的良心の声を上げた。
今から数年前、私が職を賭して小泉首相の対米従属政策を批判したのは、まさにパレスチナ政策に対するこの米国・イスラエルの非道を目の当たりにしたからだ。
パレスチナ人の窮状に目をつむりながら、さらなる犠牲をイラクにもたらそうとした米国・イスラエルの暴挙を許すことはできなかったからだ。
中東情勢を一顧だにせず、「ブッシュ大統領は正しい」と叫んだ小泉元首相を許すことが出来なかったからだ。
それから数年たって、どれほどの人命がいたずらに失われていったか。どれほどの涙と悲鳴が繰り返されたか。私に悔いるところがあるとすれば、私のたった一人の反抗が、なんの意味もなかったことだ。
これほどまでの悲惨な状況が繰り返されてきたというのに、それに耳をふさぎ、目を閉じたままで、どうして君たちは外交官にとどまっていられるのか。
これは君たちに対する批判ではない。外務省を解雇された者の恨み節ではない。元同僚としての心の叫びである。一人の人間としての素直な問いかけである。
もう一度君たちに聞きたい。「今声を上げずして、それでも外交官にとどまっている意味があるのか」、と。
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