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「組合からは“校長の戒告処分書を受け取るな”と指示された」
http://www.bnn-s.com/news/08/02/080229163503.html
道教委は、28日、道内の公立高校に勤務する教職員1万2,551人を戒告にした。懲戒処分を受けた教職員は、事前に所属校の校長から参加しないように指導されていたにもかかわらず、道が新年度から導入する査定昇給制度に反対し、1月30日、北海道教職員組合(北教組)の闘争方針に従い、終業前の1時間ストライキに参加、職場を離脱した。
戒告処分を受けた現場の教員は、ストをどのように考えているのか。石狩管内の小学校に勤務する30歳代の女性教諭が胸中を明かした。
北教組から一般の組合員に対し、ストを決行するとの連絡があったのは、実施日の約2週間前。同時に組合員一人一人に対し、ストに参加するかどうかの意思確認もなされた。
スト当日は研究会や病院検査のため学校を休んだ教員もいたが、私の勤務校ではそれ以外の組合員がみんな参加した。
終業時間の1時間前、職場を離れた市内各校の教員は、会館に集まり、決起集会に臨んだ。決起集会では、組合幹部から査定昇給制度の問題点に関する説明があり、全員が拳を上げて団結した。組合からは決起集会が終わっても、「絶対に学校に入ってはならない」との指示があり、その日はみんなストが終わっても校舎に入らなかった。
これまで組合が闘争によって勝ち取ったものには産休の延長など、我々にとって必要なこともいくつかあるが、組合の歴史を知らないこともあって、若い教員が組合活動の場で熱く語ることは少ない。
以前、ある教諭が備品を購入し、それによってほかの教員の手作業が大幅に軽減されたことがあった。どの教員も繁雑な作業から解放されることを大いに喜んだが、その教諭が備品を主任手当てで買ったことを明かした途端、ほかの教諭は備品を使うことをやめてしまった。
組合に入っていないければ、村八分にされるため、今回のストもやむを得ず参加したのが本音だ。
道教委がストに参加した教諭を戒告にした28日は、処分された教諭が朝から放課後まで一人ずつ校長室に呼ばれた。校長は「戒告処分書を渡すが、どうするか」とそれぞれの教諭に対応を確認し、教員一人一人が話した内容をメモした。
組合からは戒告処分書を渡されても、受け取れませんと言うように指示されていた。そのため、戒告処分書は一人一人に手渡されず、教頭が個々の教員の机の上に置いた。
財政が逼迫する道は、06、07年度の2年間、教諭を含む職員の給与を一律10%削減した。08年度からの4年間は、主幹級以上の管理職給与を9%、主査級以下の給与を7.5%削減する。
教員は民間企業と比べ、給与が高く、新年度からは給与の削減幅が10%から7.5%に下がる。ほかの教員はともかく、私自身は恵まれた環境にあると思っている。我々、教員は子供たちの通信簿を付けており、教員の“通信簿”となる査定昇給制度の導入に反対することは、いかがなものか、という思いはある。
教員にとって最も大切なことは、子供の教育。個人的にはストをする、しないということは瑣末な問題だと考えている。それでも組合員の立場上、ストには仕方なく参加した。
関連サイト
道教委が「時限ストライキ」参加の教員1万2,551人を懲戒
http://www.bnn-s.com/news/08/02/080227175235.html
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