平成２０年度予算案は、衆議院予算委員会で野党側が欠席する中、採決が行われ、与党の賛成で可決されました。与党側は、予算案に続いて、税制関連法案についても財務金融委員会や総務委員会で採決を行ったうえで、２９日夜中に衆議院本会議で採決を行う方針です。

衆議院予算委員会は、２９日、イージス艦の衝突事故などに関する集中審議を行ったあと、平成２０年度予算案について締めくくりの質疑と採決が行われました。野党側は「審議は不十分で採決は認められない」として委員長席に詰め寄って激しく抗議したあと、委員会を退席しました。こうしたなか、河野衆議院議長の要請を受けて、自民党の大島国会対策委員長と民主党の山岡国会対策委員長が対応を協議しました。この中で山岡氏は「予算案の採決を週明けとし、その間、質疑を続けることができるか」とただしました。これに対し、大島氏は、採決を週明けとした場合、予算案と税制関連法案の参議院での年度内採決を確約するよう求めましたが、話し合いはつかず、もの別れに終わりました。このあと、平成２０年度予算案は、野党側が欠席する中、午後７時すぎに採決が行われ、与党の賛成で可決されました。与党側は、予算案に続いて、税制関連法案についても財務金融委員会や総務委員会で採決を行ったうえで、２９日夜中に衆議院本会議で採決を行う方針です。

2月29日 20時10分

予算案 衆院予算委で可決 (NHKニュース)

http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/29/k20080229000154.html

http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/29/d20080229000154.html