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イージス艦『あたご』の自動操舵っていうのは、本来こういう戦闘艦にはありえないことなんです。世界の海軍にとっても非常識です
http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/816.html
投稿者 TORA 日時 2008 年 2 月 29 日 13:01:00: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu162.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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イージス艦『あたご』の自動操舵っていうのは、本来こういう戦闘艦、
軍艦にはありえないことなんです。世界の海軍にとっても非常識です。

2008年2月29日 金曜日

◆あたご乗員、飲酒か=野党、29日に追及の構え−イージス艦衝突 2月29日 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080229-00000009-jij-pol

海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごの乗員が事故当時、飲酒していた疑いがあるとして、野党が29日の衆院予算委員会で追及する構えであることが28日、分かった。
 海上自衛隊は、艦船の中での飲酒を禁じているが、遠洋航海での停泊中は例外として認めている。あたごは衝突時、米ハワイ沖でミサイル試験を終え、横須賀基地(神奈川県)に寄港する途中で、ハワイ停泊中に乗員が艦内で飲酒した可能性が高い。
 遠洋航海でも、航行中の飲酒は禁じられているが、横須賀基地に向かう航路でも、艦内に酒類があったとみられ、海自は「確認できないが、海上保安庁の調べに対し、事故時の飲酒を認めた乗員がいるかもしれない」としている。


◆イージス艦衝突新事実と海自の深い闇を青山がズバリ 2月27日 ぼやきくっくり
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid447.html

(抜粋)
青山繁晴
「要するに、この戦闘指揮所にこう、実際にスクリーンがあってですね、360度に見えるこのスクリーンがあって、そこで全部、真っ暗な海の全て見えてるから、すなわち漁船は必ず見えてるんです。見張り員がその、緑の火とか赤の火とか、どっちに見たというのははっきり言うと、その、本筋の話じゃなくて、必ずここ(戦闘指揮所)で見てるから、2分前、12分前も本当は本質的な問題じゃなくて、漁船が、あるいはその漁船団がここにいるってことは、イージス艦は100%間違いなく見てるわけです。だからさっきの別の艦長は、ここにいる見張りの人に責任を持っていくのは全くおかしいと言ってるわけです。ね。で、こうやって全部の情報を統轄してるのはもちろん艦長ですから、艦長が最大の問題ってことになるわけです。じゃあ何で衝突したのかってことになりますね。思い出して下さい。さっき艦長が、別な艦長が言ったのは、見張り員の問題にするなっていうことと、自動操舵、これは今まで報道されましたから皆さんご存知ですね。このぶつかったイージス艦『あたご』は、衝突の1分前まで自動操縦を使ってて、さあヤバイってなって最後に手動に切り替えたけども、間に合わなくて当たったってことになってますね。この自動操縦を使ったってこと自体、僕はびっくりしたんですが、別の艦長もこう言いました」

村西利恵
「『自動操舵は使わないはずだった』」

青山繁晴
「はい。今ちょっと操縦と言っちゃいましたが、正確に言うと操舵ですね。自動操舵っていうのは本来こういう戦闘艦、軍艦にはありえないことなんです。世界の海軍にとっても非常識です。というのは戦闘艦、軍艦っていうのはたくさんの人間が乗ってます。たくさんの人間で交替にやりますから、つまり必ず必要な人間は起きてますから、自動操縦にする意味がないわけです」

一同
「ああー」

青山繁晴
「それは民間の船でね、タンカーとかそういうのは人間が足りないから、安全な所では自動操縦するけれども、本来こういうものはつけるはずがない。じゃあどうしてつけたんだって、その別な艦長に聞いたらですね、『青山さん、これははっきり言うと、この船を造る時にね、日本のメーカーで造る時に、こういうのあったら便利ですよと言われて、そのまま、そうですかとつけちゃったんですよ』と」

山本浩之
「便利?ああ、オプションみたいなもんですか、じゃあ」

青山繁晴
「オプション、便利なオプション。だから車のね、あの、そんなのあるじゃないですか。その、オートクルーズって。そのようなもんでつけちゃったんですよ。僕、その話自体、改めて驚きましたが、しかしその艦長が言ったのはね、『つけたけれども使わないはずだった』と。『まさか使う艦長がいるとは私は夢にも思わなかった。私の艦では一度も使ったことがない』と」

青山繁晴
「絶対手動だと。この人は一回もそんなもの使ったことがないと。それなのに一番トップの『あたご』の艦長、舩渡健さんがそれを使ったっていうのは、『私は膝が震えるほどにですよ、愕然としますよ』と。それだもんで、この艦長は実は問い合わせをした。ね。それは友だちいっぱいいるわけだから、問い合わせをしたら、いったいその時の状況の、これ、真相、真相はどうだったかというとですね、ハワイでミサイル迎撃実験って重大な任務をやりました。やって、さあハワイから日本に帰っていく。その時に順風満帆、天気がずっと良くて、どんどんどんどん船が進んでいった。東京湾に入る頃には、2月20日の午前9時頃、つまり衝突事故の空白の午前9時頃に着けばいいというゆるい話だったから、もう速度10ノットに落として、自動操縦にして、だから艦長も寝てたんですと。もう要するにオフ・デューティーに入ってしまった。要するにそういうサラリーマンのような、つまりさっき言った、その、軍艦に自動操縦ありえないっていうのは、常に緊張してなきゃいけない。なのに普通のサラリーマンのように」

山本浩之
「もう気分的には開放されてた」

青山繁晴
「気分的には開放されてた状態にあったから、自動操縦に、えー、自動操舵、ごめんなさい、さっきから操縦と言ってるけど正しくは操舵です。『自動操舵になったままであり、それをあたかも見張りが不十分だったかのような話にするっていうのは、我が海上自衛隊の責任体制はいったいどうなってんでしょうか』と、彼は言ったわけです。そしてその上でね、今日のフリップは……これをお見せしたいんです(フリップ出す)」

青山繁晴
「えー、この別の艦長っていうのは、その、『あたご』の舩渡艦長と階級も同じ一等海佐、国際的に言うと海軍大佐になるわけですね。彼、ふだん船に乗ってるわけですから、僕は帰国してすぐ電話した時に通じないと思ってかけたんですが、偶然船を下りてぱっとつながったわけですね。で、彼は『船下りる時に嫌な予感しましたよ』と。『これ下りたらきっと青山さんから「あたご」の件で電話がかかるだろうと思ってた』と、最初はそういう話をして、で、僕はその、艦長、なぜ出てこないとガーッと怒り出して、それで今の話になってからですね」

山本浩之
「なぜ出てこないというのは、舩渡艦長がなぜ公の場に出てこないってことですね」

青山繁晴
「はい。で、今言ったような話になって、で、長時間の電話になってるうちに、だんだん彼の声が変わってきて、その、要するに涙声になっていったわけですよ。それで僕は内心ちらっと、お前泣くのか、情けないと言おうとしたら、その時彼が言ったのはね、『青山さん、これはもう中国と北朝鮮が本当に喜んでる話であって、このだらしなさ』、まず海上自衛隊は、その、さっき室井さんも言った通り、その、日本国民を守ってるはずのこの人たちが実は、下の階級の人間に責任を押し付けようとする雰囲気があったり、それから東京湾に入ってきた時にオートパイロットにして、艦長が寝てる緩い組織だっていうこと、もう明々白々に見せつけたようなもので、その、会見したり、あるいはその、大臣の答弁も混乱したりしてる間に、どんどんどんどん国民からも海上自衛隊や防衛省が離れていき、結局はこの、中国や北朝鮮という人たちを、中国は別に日本と敵対してるわけじゃないですよ、しかし北朝鮮は日本国民を誘拐したままですから。いずれにしろ『海上自衛隊として考えなきゃいけない相手を喜ばせてる、それを自分たちがやってるってことは本当に血も涙も……思いなんです』ということを言ったわけです。で、僕はそれを、電話切った後にですね、さっき言いました通り、石破茂防衛大臣に電話をして、その、石破さんも苦労されてるのはわかるけれども、なぜその、自分の職を賭して冬柴国土交通大臣にかけあって、その、舩渡艦長をすぐ国民の前に出して、ありのままに、その、どうして説明させないのかと。で、その時に日本の海上自衛隊は、海軍力としては実は世界第二位。ということはアメリカ海軍が上にいるわけですから、世界実質第一位と言われながら、実はその組織の在り方やあるいは法律の整備が極めて不十分で、海軍力なのに海軍じゃない、つまり責任をどこまで持って良いのか、どこまでが自分たちのその、死を賭した、命を懸けた責任なのかっていうのがあいまいのまま、これは僕は国民が悪いって言ってるんじゃなくて、海上自衛官自身がそういう体質に甘えて育って、もう艦長になったらそれでOKとしてる人たちが多い。さっきの記者会見でも、皆さんわかったと思いますが、非常に官僚的な答え方でした。僕さっき憤激した通りですね。で、それを含めた血と涙だと思うんです。だからその、漁民の方の生活にこのような大きな打撃を与えた以上はですね、さっき漁民の方の代表の方がおっしゃってた通り、その、原因の究明を最後までやって、その、東京湾の安全を保つだけじゃなくて、その、海上自衛隊はどうしてこんな組織になってしまったのかっていう根っこを、これ、考えるきっかけにはどうしてもしたいと思うんです」


(私のコメント)
19日に起きた護衛艦と漁船の衝突事故は両方が悪いのですが、一番問題としなければならないのは防衛省の増長とたるみだ。憲法上日本には軍隊は無く、だから軍法会議も無い。衝突事故も海上保安庁が調査するのであり、防衛省は組織防衛のために航海長をヘリコプターに呼んで隠蔽工作とも取られかねない行動をした。

これは日本の政治が、戦後間もない時期に作られた平和憲法をそのまま店晒しにしているからこうなるのであって、軍の規律を取り締る憲兵隊が存在しない。警務隊は存在するが、このような事故が起きたときの警察権は無い。自衛隊は警察予備隊として発足して、実態は警察の下部組織のままなのだ。

だから「株式日記」では海上自衛隊はたるんでいると非難し続けていますが、自衛隊を警察の下部組織のまま放置している政治に一番責任がある。防衛省は出来ても喜んだのは内局の役人だけで、現場の自衛官は日陰者のままだ。このような組織では現場の自衛官もサラリーマン根性が染み付いてしまって、今回の事故のようなことが起きる。

軍艦は24時間体制であり、いつ何処から攻撃されるか分からないから交代制で航行しているはずだ。21日の「株式日記」でも書いたように驚いたのは護衛艦が自動操舵で航行していたことだ。テレビでも元艦隊司令官が出ていましたが、「私の護衛艦にはオートパイロットはついていなかった」と話していました。

その元司令官の話では、漁船団を見かけたら大きく迂回して航行するのが常識であり、漁船団の中に入ってしまったら右にも左にも舵が切れなくなり、護衛艦は停止せざるを得なくなる。それを「あたご」はオートパイロットのまままっすぐ突っ切ろうとした。だから事故が起きたのだ。

護衛艦「あたご」はなぜ汽笛を鳴らさなかったかという疑問も、艦長が寝ていたから起こさない為に汽笛を衝突の直前になるまで鳴らさなかった。艦長が寝ていると汽笛も鳴らさない護衛艦はなんなのか? 当直仕官は何を考えて船を操舵しているのかまったく分かっていないようだ。10人近くが指令所にいたはずなのにみんな寝ていたのか?

護衛艦がオートパイロットで航行すること自体たるんだことであり、常在戦場の気風は何処に行ったのだろうか? これではミサイルを打ち落とすイージス艦でも潜水艦から魚雷一発で轟沈させられるだろう。旧帝国海軍では電子機器が発達していなかったから潜望鏡がわずかに海上に出ていただけで潜水艦を発見していた。だから漁船がどのようの航行しているのか気がつかなかったというのはたるんでいる以前の問題だ。

これは「あたご」だけがたるんでいるという問題ではなくて、防衛省全体がたるんでいる証拠であり、政治そのものが防衛や外交をアメリカに丸投げしているから日本全体がたるんでしまう。自分の国は自分で守るという常識があれば、アメリカ軍には日本からお引取り願って自主防衛体制を整えるべきなのだ。そうしなければ、お隣の国のように宗主国の柵封体制下に入って500年の属国支配になって日本は滅亡するだろう。「あたご」の事故はそれの予兆のようなものだ。

2ちゃんねるの単細胞連中は海上自衛隊をかばっているようだが、このような腐敗堕落を放置していたら、戦前のような取り返しのつかないことになりかねない。「亡国のイージス」という映画がありましたが、イージス艦が反乱を起こしてクーデターを起こしたろどうなるのだろう? オートパイロットで漁船を蹴散らしながら航行するイージス艦に逆上せ上がった気持ちがあったのではないだろうか? そんな気持ちがクーデターに結びつく。戦前の515事件も226事件も逆上せ上がった青年将校が起こしたものだ。

問題の根本原因は、日本が戦後63年経っても国家としての体をなしていないことであり、外交と防衛を自発的な独立した戦略を持ち得ないということだ。国会内では核武装の議論すらアメリカによって封殺されてしまっている。目の前の北朝鮮が核武装したにもかかわらず日本はアメリカに防衛を依存しなければならない。アメリカは善意で行なっているのではなく、日本を軍事的に弱体化したまま保護下に置くことを戦略にしている。

しかしながら防衛省は毎年5兆円もの予算を使って、役人と政治家たちの利権の巣窟になり、現場の自衛官の声は政治家には届かない。石破防衛大臣も軍事オタクらしいが、根本的な日本の防衛戦略は日米安保で膠着してしまっている。アメリカは潜在的敵国である中国と連携して日本を無力化する戦略はキッシンジャーと周恩来の会談で明らかになっている。それでも日本はどうすることも出来ないのだ。

結果的にイージス艦「あたご」のような、たるんだ護衛艦が出てくるのであり、オートパイロットで航行するのならば300名もの海上自衛隊員を乗せる必要はない。タンカーや商船のように数十名の隊員で十分だ。睡眠の妨げになるから汽笛を鳴らさない自衛隊の護衛艦は海上ホテルなのか? 毎週のようにゴルフ三昧の防衛次官がいたが、それに気がつかない防衛大臣もたるんでいる。守屋次官の日焼けした顔を見ればゴルフ焼けは隠しようがない。

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