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(回答先: 指揮者のロリン・マゼール氏は「生涯最高の歓待を受けた」と語った。…これは、何を意味するのか? 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 2 月 28 日 13:15:45)
http://www.chosunonline.com/article/20080228000039
NYフィル平壌公演:金総書記はなぜ姿を見せなかったか
記事入力 : 2008/02/28 09:42:24
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記はニューヨーク・フィルハーモニックの平壌公演を通じ何を得たのか。当初の予想に反し、会場に姿を見せなかったのはなぜか。北朝鮮問題に詳しい専門家らは、金総書記にとっては「半分成功」だったのではないかとみる。
高麗大の金聖翰(キム・ソンハン)教授は「北朝鮮も文化活動が可能な『正常国家』だというイメージを与えた」と指摘。慶南大の金根植(キム・グンシク)教授は「全世界の耳目を集中させ、米朝関係の正常化メッセージを旋律に託して伝えた」と評価した。
北朝鮮は宣伝や扇動による対外戦略にたけているといわれる。2001年にブッシュ大統領が金正日政権を「悪の枢軸」と名指し批判すると、北朝鮮は「米国の対北朝鮮抹殺政策により自衛用の核を開発せざるを得ない」との宣伝をしつこく展開した。「核開発には米国にも一定の責任がある」とのイメージ化を狙った戦略で一部の国にはそれが通じた。今回も「米国が少しでも譲歩すれば、核問題が解決できるかもしれないというイメージを与えた」(金聖翰教授)との指摘がある。
北朝鮮の国内に向けては「体制引き締め効果」が予想される。治安政策研究所の柳同烈(ユ・ドンリョル)研究官は「帝国主義の代表的な交響楽団が将軍様の配慮で平壌で『アリラン』などを演奏し、将軍様に敬意を表したと宣伝する可能性がある。北朝鮮が核を放棄することはなく、公演を通じてそういう意思を隠そうとしている」と解説した。
ただ、金総書記が公演を直接観覧しなかったことには「チャンスを逃した」との声が聞かれる、今回の公演計画は、北朝鮮の核の無能力化と核開発プログラムの申告スケジュールが大枠で決まり、米朝関係の改善が進んだ昨年10月ごろに具体化した。表面的には文化行事だが、北朝鮮当局の要請を米国務省が受け入れた政治性が高いイベントだ。
東国大のキム・ヨンヒョン教授は「北朝鮮の核プログラム申告が手詰まり状態に陥り、ライス米国務長官が訪朝できない状態では、金総書記が直接姿を見せるのは難しかったはずだ。金総書記は全世界に音楽愛好家だとのソフトなイメージを与える絶好の機会を逃した」と指摘した。金総書記は2000年10月に趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長とオルブライト元国務長官が相互訪問したように、ニューヨーク・フィルの公演を契機として米朝関係の急進展を狙ったが目標達成には失敗したとの見方だ。
国防研究院の白承周(ペク・スンジュ)国防懸案チーム長は、「米朝関係の改善を望む北朝鮮はニューヨーク・フィルの公演に対する米政府のはっきりしない反応に失望したのではないか」と述べた。
安勇R(アン・ヨンヒョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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