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「僕は、ヒラリー・クリントンのようなものだ」とは、第80回アカデミー賞主演男優賞を逃した俳優のジョージ・クルーニーが発表前に語ったジョークだ。彼の予想通り、主演男優賞にはダニエル・デイルイスが輝いたが、米大統領選の本命だったクリントン上院議員は今や「敗者」の代名詞になりつつある。
▼そんな彼女が「恥知らずめ。バラク・オバマ」とライバルを呼び捨てで罵倒(ばとう)した。公約の国民皆保険制をオバマ陣営から批判されたのが許せなかったのだろうが、涙を流すよりこちらの方がよほど彼女らしい。まあ、票は減るだろうが。
▼ほぼ1年がかりの大統領選は、米国人でも「長すぎる」と感じている人が少なくない。相手の人格まで全否定する中傷合戦も尋常ではない。それでも長丁場だからこそ健康や精神状態を含め「トップとして適格ではない」と有権者が判断した候補者が次々と脱落する効用は見逃せない。
▼それにひきかえ日本は、などと訳知り顔で嘆いてみせるつもりはない。同じ民主主義国といっても米国とは歴史も国情も違う。選挙で勝った与党が内閣を組織する議院内閣制と称する英国流の統治機構もまがりなりに根付いてはいる。だが、何かが足りない。
▼産経・FNN合同世論調査では、福田内閣の支持率は3割を切った。民主党の小沢代表を評価する人も3割に満たない。一方で東国原宮崎県知事の支持率は85%を超えている。
▼メディアを通じたパフォーマンスがうまいから、だけではあるまい。国民は、時代の変化に対応できないプロの政治家たちに根深い不信感を持っている。支持率だけが政治ではないが、二大政党の党首がそろって国民にそっぽを向かれている現実を全政党人は深刻に考えるべきときだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080227/stt0802270244000-n1.htm
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