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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008022602090544.html
2008年2月26日 朝刊
衆院予算委で答弁前に水を飲む石破防衛相=25日、国会で
海上自衛隊のイージス艦衝突事故を機に、石破茂防衛相が、防衛省の背広組(内局)と制服組(各幕僚監部)との統合・再編を柱とした自らの組織改革構想の具体化に動きだした。野党から辞任要求を突きつけられる中、組織改革をテコに逆風を追い風に変えようと懸命だ。 (古田哲也)
石破氏の組織改革構想は、前防衛次官汚職事件、給油量訂正隠ぺい問題など昨年相次いだ防衛省不祥事を受け、事故前の今月初旬、政府の防衛省改革会議で提示。背広・制服組に分かれている現行の組織を統合した上で、(1)防衛力整備(2)運用(3)国会対策・広報−の三機能に再編する内容だ。
しかし、改革会議では「制服と背広の関係だけでなく、各組織の問題点を追及する必要がある」などの慎重論が続出。与党内からも「ちゃんと部隊運用ができるのか」(自民党国防族)といった批判が相次いでいた。
組織改革構想への政府・与党内の冷ややかな視線を一変させたのは、十九日に発生したイージス艦衝突事故。
福田康夫首相は二十二日の閣僚懇談会で、政府中枢への事故連絡の遅れなど防衛省の不手際に関し、「防衛省の組織的な問題がある」として、同省の組織改革を石破氏に指示。
石破氏は同日中に、組織改革の具体案づくりのため、背広・制服組による「改革推進チーム」を設置。来月には必要な関連法の改正のための検討チームも立ち上げ、作業を加速化する考えだ。
ただ、石破氏の構想に対する反発は事故後も根強くあり、同省内では「いずれ各幕僚監部が組織防衛に入る」(内局幹部)との見方もある。
福田首相は二十四日、訪問先のソウルで記者団に「一番、防衛省の問題を知っていて、なんとかしたいと思っている人が改革の先頭に立つことが必要だ」と、同省の組織改革を石破氏に委ねる考えを示したが、イージス艦事故をめぐる石破氏の責任問題も絡み、組織改革の具体化が一気に進むとは言えない状況だ。
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