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竈の煙
2008-02-24 00:00:57
テーマ:国を思う
『自民党はなぜ潰れないのか』
村上 正邦
自民党はなぜ潰れないのか―激動する政治の読み方 (幻冬舎新書 む 1-2)
元気なおじ様たち(村上正邦氏・平野貞夫氏・筆坂秀世氏)が現在の嘆かわしい政治状況を斬りまくっている新書です。安倍辞任劇から福田政権の自立など最近の裏話から細川政権誕生秘話、さらに亀井静香氏まで加わって、鋭く興味面白い話が満載です。
いずれ小泉新党の動きが出てくる。それをお三方は「白アリ党」と呼んでいるんですが、その理由が小池百合子が渡り歩いた政党は1つ残らず皆朽ち果てるからということで(笑)たぶん小泉たちはこのシロアリさんを党首にするだろうと。そこには小泉路線と福田路線の対立があるので、今後それが必ず噴出するとしています。
私もそう思いますね。目立ちたがりやのシロアリおばさんは喜んで党首になるでしょうし。自分で汗をかくのが大嫌いな丸投げの小泉は自分が党首なんてご免だろう。腐れマスゴミが面白がって飛びつくとしたら下種なシロアリおばさんがピッタリですもの。
p113 (引用開始)
村上 白アリは御免だよ。平沼さんがダイナミックな行動に出ることを期待している。永田町の中に自民党という生簀をいつまでも放置して、この中でボーフラが沸いたり雷魚が大きくなったりしていくんですから。森という大御所が裏の黒幕で糸を引き、闇の仕掛け人になっているような政治では駄目ですね。これが七つの派閥の糸を引いたわけですから、恨みつらみで。そして「次はおまえだからな、次はおまえだからな」って期待感を持たせたり、「おまえは麻生にこんな恨みがあるだろう。おまえはこんな恨みがあるだろう」って焚きつけたりするために、パリかどこからか大返しで帰ってきた。こういう政治にケリをつけないとね。小泉郵政解散のときの、森さんの、チーズと缶ビールを持ってのあの田舎芝居は変わらないね。こんなピエロが総理経験の姿かと思うと情けない。
平野 森の裏支配が始まって、その後今度は小泉の裏支配、これじゃ日本の政治も、国民も救われませんわな。
(引用ここまで)
お三方は皇室の存在と平沼先生への期待を語っているところもあって興味深いです。
p117 (引用開始)
村上 今、国民が求めているのは、何党の政権かということではなく、仁徳天皇の治世です。民の竈から煙が上がっていないことを見て、租税を免除し、宮殿の屋根の茅の葺き替えさえさせなかったというあれですよ。国民の苦難をよそに、しゃーしゃーと特権に胡坐をかいて、東京都心の一等地の豪華マンションにタダ同然で入っている、今の国会議員と大違いですよ。
平野 非常に大事なことです。幸徳秋水は死ぬまで仁徳天皇の善政を評価していたそうですよ。
筆坂 ほう。
平野 これがあるから天皇制は大事だし、維持されているんだと幸徳秋水が言っていたそうです。
村上 そういうイメージと僕の中では、平沼がダブるんですよ。
筆坂 僕も平沼という政治家は尊敬に値する人だと思います。私とはもちろん考え方の違いもありますが。平沼さんが経済産業大臣の時に、中小業者を二〇人ぐらい連れて陳情に行ったことがあるんですが、本当に丁寧に業者の話を聞き、一つひとつ丁寧に答えてくれましたよ。終わって帰る時には、大臣室の出入口まで見送って一人ひとり握手ですからね。帰ってきたら共産党支持の業者が全員平沼ファンになっていましたよ
笑)。
平野 率直に言って小沢の腹の中は、そういう穢れのないリーダーが誰かおれば、いつでも自分は譲るし、支えになるという考えです。むしろそれが彼の理想なんですよ。
(引用ここまで)
一等地のマンションに住んでいる議員の代表格は六本木ヒルズに住んでいる森のことでしょう。最悪のジジイだ。
民の竈を気遣ってくれるような政治家は本当に数えるほどです。お祖父さんやお父さんの七光りで議員になったようなボンクラ二世三世議員ばかりですから。平沼先生は熱い方ですから私も期待してます。
神話の時代から2668年続く皇室の存在。仁徳天皇の逸話は象徴的な話ですね。
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