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森田実の言わねばならぬ【82】 平和・自立・調和の日本をつくるために−あえて民主党にもの申す
http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/381.html
投稿者 こげぱん 日時 2008 年 2 月 16 日 22:25:30: okIfuH5uFf.Lk
 

先の大阪府知事選挙で惨敗した民主党、次期衆議院選挙候補選びでこんな内紛しているらしい。
知事選挙の結果見りゃ、内紛などしている場合じゃなさそうなのだが。

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http://www.pluto.dti.ne.jp/%7Emor97512/C04035.HTML

2008.2.6(その2)
森田実の言わねばならぬ【82】

平和・自立・調和の日本をつくるために[80]
あえて民主党にもの申す
衆院大阪1区の衆議院議員選挙候補者決定のやり方はあまりにも一方的で強引であり、民主主義の政党として問題があるのではないか。民主党には、政治を志し、民主党に生命を捧げようとしている女性政治家の相談に乗る幹部がいないのか――さかいゆきさんからの苦悩に満ちた手紙

「過ちては改むるに憚ること勿れ」(『論語』)


 去る2月2日まで衆議院大阪1区の民主党候補予定者だった「さかいゆき」さんから深刻な内容の手紙をいただいた。
 「さかいゆき」さんは、かつてNHKディレクター時代に何回か拙宅まで取材にきたことがある。1990年代前半の頃だったと記憶している。その後、故高坂正堯京大教授(政治学)から頼まれて高坂教授の教え子の集まりで講演したこともあった。それ以来、さかい夫妻(ともに京大法学部での高坂教授の教え子) と親交をつづけてきた。
 このさかい女史から手紙をいただいた。
 民主党の評価にかかわる重大なことなので、全文引用する。
 なお、さかいゆきさんのプロフィールは次のとおり。
《1968年1月17日大阪市中央区生まれ
 追手門学院小学校・神戸女学院中高等部卒業
 神戸女学院大学文学部英文学科卒業
 京都大学法学部卒業(故高坂正堯教授に国際政治学を学ぶ)
 NHKディレクターとして6年間勤務
 自転車同乗中の幼児ヘルメット着用を全国に広める
 平成17年衆議院議員選挙に大阪選挙区から出馬、8万2488票の支持を得るも次点
 市民団体「ママチャリ・子どもを守る会」を設立
 現在、NPO法人「安心・安全な生活を考える協議会」理事》

[さかいゆきさんからの手紙]
《さかいゆきのこれまでの活動と民主党大阪府連の対応について
 私は京都大学卒業後、渋谷のNHK勤務時代、26歳のときに政治家を目指し、人の紹介で小沢先生から衆議院候補者としての面接を受けました。しかし、当時独身で、両親からは「結婚してからならいい」と反対され、政治家になる夢を一時中断しておりました。
 縁あって、同じ京大高坂正堯先生のゼミの先輩と結婚しました。しかし、すぐに主人はフィリピン勤務となり、私もNHKを退職してマニラへとついていきました。
 1歳前の子どもをつれて帰国後、日本での子育て支援の不十分さを痛感しました。親との約束どおり、もう結婚していまし、主人も理解がありましたので、当時住んでいた墨田区議会議員に立候補、2位で当選しました。任期中には、公約どおり、保育所の定員増員を実現したり、「ママチャリ」に乗る子どもの安全確保のためのヘルメット着用運動をし、(後に法制化される)次々と政策を実現してきました。
 民主党のある議員さんから、衆議院に出ないかとのお話をいただき、前回の郵政民営化選挙では、大阪15区で戦い、8万2000票以上をいただきましたが、惜敗。その経験を踏まえ、「選挙に出るにはなんらかの地盤がない場合はやはり、生まれ育った土地から出なければ」との思いを強くしました。その後、小沢先生の一新会クラブに紹介していただき、入会。そこで、「次の選挙は元職と言えども公募に応募しなければならない」と教えられ、正式に公募に申請しました。
 2007年の1月に公募に合格の通知がきました。民主党本部からの調査票が送られてきたことがそれです。そこに希望選挙区は「大阪1区」と書き、推薦人の方々のお名前を掲載して提出しました。その時点で大阪1区には総支部長が誰もいなかったのです。それと同時に事務所も大阪市中央区で大阪府連のすぐそばにかまえました。
 大阪府連にも大阪1区を希望している件は文書にて明示しました。
 その後は4月の統一地方選挙では毎日、民主党の中央区、生野区、浪速区、港区の候補を応援し、全員当選、とくに多く応援した中央区の新人候補は現職を破り、はじめて当選されました。
 また、私のヘルメット運動が実り、道路交通法が改正されたことを機会に本を出版し、記念パーテイには約200名の方にお集まりいただきました。森田実先生にもお褒めの言葉をHPに掲載していただきました。
 その間、私の扱いを大阪1区でどうするかについて、1区地方議員の先生方に協議いただき、先生方が大阪府連代表平野博文議員に諮られたところ、さかいは大阪1区で活動してもよいとのお返事をいただき、9月14日の大阪1区主催の一泊研修会では、「今後一緒に活動することになったさかいさんです」と1区幹事長から幹事さん方に紹介がありました。
 10月13日の1区総支部幹事会での決議の中で「衆議院候補については現在3名が名乗りを挙げている。さかいもそのひとり。熊田氏については3度目ということで、困難な問題がある。透明性の高い決定方法としては各候補に考え方を示してもらい、党員投票で過半数を得たものを府連に推薦する」ということが明記されている。
 その間も、地域の行事への参加、街宣車に乗っての街頭活動、ポスターの掲示を続け、大阪市長選挙では3週間にわたり選対事務所にはいり勝利しました(このと き妊娠8カ月、早産が切迫で肉体的にはきついものでした)。
 大阪府知事選挙でも推薦はがき1800枚を書くなど応援しました。
 しかし、結局私が候補として適格かどうかの討論会や党員投票もなく、突如として2月2日の大阪1区の常任幹事会に藤原参議院議員がこられ、「党本部の意向として熊田氏を公認したいので、1区の了承を得たい」と言われ、これまで熊田氏に反対してこられた1区地方議員も「党本部の意向なら」と了承されました。
 思い当たる節は、同日午前、平野府連代表にある会合でお会いしたので公認の件をお願いしたときのことです。「君はだめだから。大阪府連の選対会議や常任幹事会においての候補者選びの議論にものせないから」と告げられ、理由を尋ねると、「15区から選挙区変えをすることがいけない」とのこと。では、「1区での活動の許可」は何だったのか尋ねると、「それは君の勘違い」との答え。「とにかく今日決めるから」とのことでした。》

 さかいゆきさんの親友によると、さかいさんのいまの心境は次のようなものである。
《この1年、さかいさんは曲がりなりにも事務所を構え、支援者の手助けで活動をし、支援者の方々から公認されるはずと期待されてやってきました。このようにあっけなく、「候補選びの中にも入れないぞ」などと、何の悪気もないような口ぶりで宣告することができるのだろうかと、さかいさんは自分の耳を疑ったそうです。
 民主党は生活者の立場に立った、オープンで民主的な党です。そう信じたいと思いますが、さかいさんが受けた民主党大阪府連からの対応は何だったのでしょうか? この2年半、さかいさんは手弁当ですべてを賭けてやってきました。人間の重みとはこの程度だと思っているのでしょうか――というのが、さかいさんの気持ちだと思います。
 さかいさんは、「ある60代女性支援者のお顔を思い出すと申し訳なく涙がでます」と言っていました。その方は一般の方なのに、さかいさんが公認されることを願って100名も民主党サポーターを集めてくださり、「私はさかいさんが公認されると信じている、これ以上の候補はいないから」と言ってくださったそうです。さかいさんは、「この方になぜ公認されなかったかについて、なんと説明したらよいのでしょうか」と悩み苦しんでいます。「討論で負けた」や「投票で負けた」なら納得できますが、「無視された」とは申し訳なくて到底言えないのではないでしょうか。その方は心を痛められると思います。なんとお話してよいか、誰か教えてくださいというのが、さかいさんの偽らざる気持ちです。
 政治の道を志した以上、やめることはできませんと、さかいさんは言っています。無償の心で応援した方々は、さかいさんに夢を託しています。その方々が報われなければどうなるのでしょう。さかいさんは、「今後のことは考えなおさなければなりません。民主主義と正義が実現する世の中になりますようにと切に願います。また、そのように行動します」と言っています。
 さかいさんは傷ついています。民主党とはこんなにも冷酷な政党なのでしょうか。》

 民主党には、さかいさんの苦しみを理解し相談に乗ろうとする幹部はいないのか――と問いたい。「党本部の意向」とは誰の意向なのか。どの機関で決定したのか。何も説明せず一方的に切り捨てる民主党のやり方は冷たすぎるのではないか。きちんとした手続きに従って候補者を決めるべきではないか。

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このさかいゆきという候補者、過日の森田氏の記事を読む限り、民主党の「政治とは生活である」というキャッチフレーズに最適の候補者のように思えるのだが・・・ 参議院選挙で大勝したら、こんなスローガン、どうでもいいのかいな???

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http://www.pluto.dti.ne.jp/%7Emor97512/C03403.HTML

2007.6.3(その2)
森田実の言わねばならぬ[285]

平和・自立・調和の日本をつくるために【196】
さかいゆき(「ママチャリ・子どもを守る会」代表)の博愛と勇気に敬意を表します。
さかいゆき著『ママパワーが日本を動かす――子どもの安全確保、ママチャリ活動の教訓』(発行=潟pレード、発売=星雲社)を読む。

「博愛を実践するには、最大の勇気が必要である」(ガンジー)

 奥付の「著者紹介」によると、著者のさかいゆきさんは――
《1968年、大阪生まれ。追手門学院小学校卒業。神戸女学院大学卒業。京都大学法学部卒業。6年間のNHK勤務を経てフィリピン在住。帰国後墨田区議会議員。2004年「ママチャリ・子どもを守る会」を設立、代表に就任。全国に幼児の自転車同乗中のヘルメット着用を広める。
NPO法人「安心・安全な生活を考える協議会」理事。現在、子どもの生命と安全を守るシステム作りを呼びかけ、講演活動をおこなっている。新聞、雑誌、テレビでの取材多数。大阪市在住。家族は夫と娘。
 さかいゆきOnline:http.//www.sakaiyuki.com
 ママチャリ・子どもを守る会:http.//www.mama-chari.net

 本カバーの「帯」に鳩山由紀夫民主党幹事長の本書に対する短いコメントがある――「社会に“親心目線”を取り戻そう! いじめ、虐待、事故…子ども受難の日本社会。子どもの安全を訴えるひとりの母親であるさかいゆきさんのこの行動に学び、私たちは真剣に次の世代を育まなくてはなりません」

 本書は、ママチャリ(買い物カゴの着いたお母さん用の自転車)同乗中の子どもの安全確保のために奮闘し、ついに子どもがヘルメットを付けることを義務づける法の整備を達成した一人の若い母親の大奮闘の記録である。
 私は本書を短時間に一気に読了した。読み始めた瞬間から読み終えるまで、途中で中断することができなくなった。さかいゆきさんという不撓不屈の精神をもった力強い若い母親の子どもを思う心に、強く心を打たれたのである。まさに博愛実践の記録である。
 いま、日本の政治が必要としているのは、さかいゆきさんのようなすべての子どもを愛する広い心と旺盛なる行動力をもった指導的人物である。政権交代に向かって前進する民主党にとっては、とくに必要な人材である。さかいゆきさんのようなたくましいヒューマニズムと不撓不屈の精神をあわせもった女性政治家を大きく育てることを、とくに民主党指導部にお願いしたい。

 さかいゆきさんは、故・高坂正堯京都大学教授(政治学)の愛弟子である。同門・同窓に多くのすぐれた政治家や政治学者や公務員がいる。さかいさんのご主人は公務員である。
 さかいゆきさんは、ママチャリ活動のような生活に根ざした地道な活動に取り組んでいるが、政治について高い見識の持ち主である。
 本書の表4の「帯」にはこうある――「自身が自転車で娘を危険にさらした体験。これを個人のレベルで留めてはおかず、社会全体の子供の事故を防ぐために、点から面へ安全教訓をひろげ、公的機関や規則を動かしていった著者の活動。ここに、日本の次世代を救う糸口がある」

 さかりゆきさんは、子どもの安全を確保するための旺盛な活動によって、日本の若い母親に希望を与えた。同時に、次代を担うすべての日本人に希望と自信を与えてくれた。
 私のような70年代半ば近くの老人にとっては、若い世代の中にさかいゆきさんのような大いなる博愛の心と強い正義感と困難に負けない不撓不屈の精神の持ち主が登場してきたことは、天に感謝したいほど嬉しいことである。われわれの世代が去ったあとの日本の未来に希望を感ずることができるということは、大変ありがたいことである。
 さかいゆきさんは、近い将来の民主党を担う政治家に成長する大いなる可能性をもっている社会活動家である。
 重ねて民主党に要請したい――さかいゆきさんのような人に政治の場で働くチャンスを与えることを。そして、このようなすぐれた能力のある政治家を大きく育てる努力をすることを。

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▽参考

さかいゆきOnline
http.//www.sakaiyuki.com
ママチャリ・子どもを守る会
http.//www.mama-chari.net

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