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基地の街を二分した岩国市長選の結果がでた。僅差といえども、「民意」はアメリカ空母艦載機部隊の「移転容認派」が推す市長を選んだ。移転計画が明らかになった2005年から、この国と「闘い続けた」井原勝介前市長は無念なことに敗れた。 『朝日新聞』の出口調査によれば、いまでも移転反対は47パーセント、賛成は18パーセントで、明らかに市民は移転に反対している。容認派市長を選んだ市民も移転に「賛成」と答えたのは3割にすぎない、という。にもかかわらず、この結果である。 移転反対を理由に、国は岩国の市庁舎建設の補助金や交付金などを凍結して、卑劣な「兵糧攻め」をし続けた。移転を受け入れた近隣の3市町には交付金を支給したのだから、このいやらしい「揺さぶり」にゆれるひとがいたとしても、この財政難の時代に一概に責めることはできないのかもしれない。が、しかしなあ。 こういった国の「いじめ」に憤り、与してなるものかと思った市民も少なからずいるはずだが、僅差を突破することはできなかった。その原因は何なのか、まっとうな分析を求められているのは、岩国市民だけではない。 新聞の同じ記事に、厚木市や大和市の市長の談話ものっていた。が、心に響くのは「第4次厚木基地騒音訴訟」の藤田栄治原告団長の次のコメントである。「我々も爆音の痛みを知っており、たらい回しには賛成できない」。 そして、岩国市長選の結果を報じる朝刊が届いた2月11日。沖縄の基地周辺での少女に対する性暴力事件があったことが明らかになった。 以前にも何度か書いた記憶があるが、軍事システムは性暴力を助長する。またしても、である。むろん、それは少女に限らず、どの年代の女性にも(男性にも)起きる可能性のある「魂の殺人」である。 補助金、交付金を凍結したものたちよ。あなたが愛する孫がこうされても、あなたは仕方がない、と言えるのか。わたしたちは忘れない。横浜市青葉区(現)の米軍偵察機墜落事件を。「パパ ママ バイバイ」と言いながら、覚えたての童謡「ぽっぽっぽ はと ぽっぽ」を歌いながら死んでいったふたりの幼い男の子のことを。そして、その若い母親のことを。 |
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