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(回答先: 【動画】戸田が語る府知事選挙総括1:今の府民過半数のダメさ加減、主体姿勢、ウソ問題等 投稿者 ヒゲ-戸田 日時 2008 年 2 月 14 日 13:25:18)
ワヤクチャさん初め「橋下だけは絶対に当選させたくない!」と思って奮闘してきた各方面のみなさんに呼び
かけます。(転送大歓迎)
橋下府政が始まって、予想以上のデタラメぶり、公約違反ぶり、必要部門も切り捨てぶりに反発の声があちこ
ちから上がり、各種抗議声明や抗議記者会見などが展開されています。
私ももちろんそれら全てに賛同し、「橋下けしからん!」と気持ちを同じくする者です。
しかし、それだけでいいんかい?
ひとつには、
橋下出馬表明意以降の数々の人々からの警鐘乱打にも拘わらず、橋下落選に全然必死にならずに、「民主党=熊
谷候補じゃあねぇ・・」、「この3候補の中では推せる候補がいないから・・・」などとお上品な事を言って真剣
に運動しなかった「いつもの顔ぶれの活動家」の人々が、何ら真剣な反省や総括も無しに、万年1日的な「市民
運動」の旗を振って、それで「反橋下運動やってます、賛同して下さい」と正しい事をしているかのような顔を
している事に、非常に大きな違和感を覚えます。
私は「共産党推薦の梅田候補がいい!」と確信して梅田当選運動をした共産党支持者には、別に文句を言うつ
もりはありません。文句が言いたいのは、あるいは論議を提起したいのは、「それ以外の広範な反自公の人々」の
中の(ネット言論人も含めた)「意識的な人々」の中の、「民主党=熊谷候補の乗れないから、選挙を実質傍観し
ていた人々とその周辺の人々」に対してです。
ふたつには、
「橋下ボロ勝ち」という現実に対する総括や、今後の選挙戦・橋下打倒運動について真面目に・善意で考えて
いる人達への意見提起です。
それらの人々の意見の中には、私が思うに、「真面目さや善意から発した意見だが方向が間違っているもの」
も散見されます。(私の主観ですが。 動画の中で触れておきました)
みっつめには、
今の橋下の就任早々からのこれほどまでの得手勝手ぶりは、「熊谷99万9千と梅田51万8千を合わせても橋下
180万2千票に遠く及ばない」(約30万票もの大差!)が生み出したものだ、と考えるべきだということです。
選挙結果に現れた「今の」府民の「過半数の」認識の低さの度合いからすれば、「今回は反対陣営が何をやって
も橋下当選は阻止できなかった」、と言わざるを得ないとは思いますが、「他2者合わせれば橋下票に越えた・迫
った」のであれば、これほどまでの得手勝手には踏み切れなかったはずだ、ということです。
昨今不動の共産党退潮傾向の中で共産党は善戦したのですから、問題は「非共産党」の意識的な人々の動きだったと思います。
ちなみに、私は物品費・人件費20万円くらいつぎ込んで必死に宣伝活動を行ない、小沢党首への公開メール当
の作戦で少しは民主党の間口を広げさせ、公明党信者・議員比率日本一の門真市で、投票率が同じだった07年市
議選比較で
@橋下=自公票を891減らし、熊谷=民主票には4618上積みさせた! (門真市で社民党は不存在)
@市議選「民主票」6929票+戸田票2959票=9888票より熊谷票を1659票増やした!
という成果を上げています。(それでもさすが門真市で、「橋下得票率府内一」ではありますが)
「熊谷集中!」を訴えて演説・声かけ・名簿出しをしたのは、府内のいわゆる「市民派議員」数十人(非共産・
非民主・反自公)の中で、私と社民党議員以外にはほとんどいなかったのが実情です。
もしこの半数でも必死に「熊谷集中!」を訴えていれば、その周辺影響も含めてこれほどの大差は絶対に付か
なかった(=橋下の今ほどの暴走は抑制できていた)はずです。
「市民派議員」以外の領域であとひとつだけ例を挙げれば、女性運動団体・活動家達の事です。
選挙戦途中で橋下が「ドーンセンター廃止」をブチ上げて報道された時、私は「これは女性達から大反発を受
けて途中で撤回されるだろう」、「抗議集会や橋下事務所への直接抗議が当然起こるだろう」と思ってましたが、
全然たいした事は起こらず、この件で「橋下落選・熊谷集中!」に必死になる女性もほとんど現れなかったよう
にと思います。
だいたい、橋下のような「フェミバッシング野郎」が「子どもの笑顔・子育て支援」を掲げて出馬会見した時
点から、多くの普通の女性達が騙されることは目に見えていたのだから、意識的女性達はもっと橋下への怒りを
燃やして、「こいつだけは絶対に通さない!」という必死さをもって選挙を考え、行動するべきでした。
「熊谷は財界よりだから・・・」という「えり好み」してる場合じゃなかったのです。
全ての運動領域で、「極悪ファシスト」、「最も悪質な大衆扇動家」として橋下の危険性の認識が弱すぎました。
これは岩国市長選の敗北にも影響したと思います。
だって考えてもみて下さい。「橋下敗北」の場合はもちろん、「橋下辛勝」だったら、橋下があんなに大きな顔
をして岩国市長選に口出しできたでしょうか? 圧勝だったからこその大口ではないでしょうか?
よっつめは、
「橋下打倒=次の知事選挙闘争をどう闘うか?」の具体方針無しには、現下の反橋下闘争は決して効果的に展
開できない、という事です。
「負けいくさ」を正しく総括する事無しに、次の闘いの勝利はあり得ません。
「総括とは次ぎに闘うための知恵」なのですから。
端的に言うと、大阪府知事選挙という大規模で、「自公民財界結託」の歴史が長い地域での選挙において、「ふ
つうの市民が担ぎ出した市民派候補が勝利する」、という事は絶対にあり得ません。
その時の政治状況の中で、民衆世論との合体の中で、政党が担ぎ出す候補を勝利させる事ができるのみだと思
います。(現状の日本の民度と運動状況では)
それを見据えた上で、ポスト橋下、自公に打撃を与える「よりまし知事」をどう作るのか、それにどう関与するのか、が問われるはずです。
実際問題としては、あまり頻繁な選挙はできませんから、橋下のスキャンダルと不正が表面化して知事退任の
声が高まったとしても、奇跡的な超最短で1年後、普通にうまくいって2〜3年後、という所ではないでしょう
か?
その間に絶対に衆院選挙があり、与野党逆転=自公政権打倒=よりマシ政権が問われます。
(もちろん、真に民衆的政権にはほど遠い事を覚悟の上で、民衆運動が本質との認識の上で)
・・・・もっと書くべき事がありますが、時間がなくなりました。
最後に、ワヤクチャさんは、神戸外大出身で78年三里塚闘争のあたりに一時期第4インターにいたんですね。
すごく親しみを感じました。
私はブログ方面への伝達はあまり得意ではありませんし、「ネット市民」に多くの友人がいるわけでもありませ
ん。
どうかこの論議を、ワヤクチャさんの知人・友人・戦友達に積極的に広げてもらえないでしょうか?
私の「率直なもの言い」によって、あるいはハレーションが起こってしまうかもしれませんが、それはそれで
やむを得ないと思っています。「自分自身の闘いを踏まえた論議」が自由闊達に展開される事が必要だと思ってい
ます。
それではみなさん、乱文失礼いたしました。
戸田HP http://www.hige-toda.com/
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や戸田事務所 toda-jimu1@hige-toda.com にどうぞ
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