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(回答先: 岩国市長選 福田良彦氏が当確(NHK) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 2 月 10 日 23:13:58)
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=12247385&id=711521283
基層低音は「国が何とかしてくれる」
2008年02月11日12:21
■岩国市長選、艦載機移駐容認派の福田氏が初当選
(読売新聞 - 02月10日 23:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=404475&media_id=20
この記事でいうところの「現実的な対応」というのが、「国の支援を求めるべきだ」というのは、本当に現実的なのだろうか?移駐反対の立場を表明したために国が補助金を出さないというやり方で締め付ける。これでは「親の言うことを聞かなければ、お小遣いをあげません」と言う親に対して、最初はツッパっていたけども、どうしても欲しいものがある子供が最後には言うことを聞いてお小遣いを貰う、というのと次元として異なるところはないのではないか?
しかも悪いことに、これで親は「お小遣いをあげないぞと脅せば、子供は言うことを聞く」とこれからも考えるようになるし、一度こういう形でお小遣いを貰った子供は、以後常に親の顔色を見ながらも、お小遣いを貰うことに疑問を抱かなくなるだろう。しかもこの子供は借金をしており、今回の「お小遣い」も借金の返済のために必要なのだという。普通の家族としてみるならば、ある意味「終わっている」家族関係だろう。一昔前のドラマにでも出てきそうだ。
さらに悪いことに、実はこの親も借金まみれ、しかもそれが増え続けており、いつまで「お小遣い」を子供に渡せるのかさえわからないという状況にある。さて、例え話はこれまでにしておくと、結局、国自体が借金を抱えている中で、国の支援を受けて自分たちは借金を返そうというのが、本当に「現実的」な対応なのだろうか。しかもこれからは支援を受けるためにあれこれと足下を見られてしまうのだ。自分たちの力で、できるところから借金を返していく方法を考える方がよほど「現実的」ではなかろうか。
今回のように、地方公共団体(もはや地方「自治」体とは呼べない。)が抱える借金も、自分たちの地方公共団体だけではどうにもならなくても、最後は国が何とかしてくれる、という考えは、多くの地方公共団体に蔓延しているだろう。しかし、今回の一件で、国が何とかしてくれるのは、国の言うこと(やること)におとなしく従っている地方公共団体だけであり、反抗的な態度を見せればすぐにイジメられる、ということが明確になった。それでも、「国が何とかしてくれる」という考えは、基層低音として多くの地方公共団体(そして国民)の間に残り続けてしまうだろう。
さて、別のニュースによれば、新しい大阪府知事が、やはり「国が償還してくれる分もある」ということで、地方債を起債することにした、ということだ。これも「国が何とかしてくれる」借金なら、借金しても良いだろうという発想が見え隠れする。しかし、大阪府が後に今回の岩国市のような立場にならないとは限らない。残念ながら、現時点では今回の岩国市の事件を教訓とすることができていないようだ。
結局、「貸して不仲になるよりも、いつもニコニコ現金払い」を旨とする私にとっては、地方公共団体が「身の程を過ぎた」借金をするということも、その借金の返済について他人(国)のお金をあてにするということも、どちらも現実的ではない気がする。人はいつから借金について、こんなに無頓着(無神経)になってしまったのだろうか?
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