★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK47 > 120.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.chugoku-np.co.jp/iwakuni/News/In08020703.html
'08/2/7
--------------------------------------------------------------------------------
▽東・川下地区の住民ら熱い視線
岩国市の出直し市長選は、中盤戦に突入した。無所属新人で自民党の前衆院議員福田良彦候補(37)と、無所属で前市長の井原勝介候補(57)は六日、ともに米海兵隊岩国基地に隣接する川下、東地区周辺に入り、舌戦を交わした。基地滑走路の沖合移設が進む中、米空母艦載機の岩国移転にどう対応するのか。戦後六十年余り、基地と向き合ってきた住民らは、両候補の訴えに耳を傾けた。
福田候補は早朝、基地ゲート前に支持者ら約四十人と立った。出勤する海上自衛隊員らにあいさつ。米軍再編で一部が県外へ移る海自の「残留実現」をアピールした。
旧郡部を回り、夕方に再び、基地近くの川下地区でマイクを握った。国の財政支援を伴う艦載機移転の受け入れに前向きの姿勢だが、条件を付ける。「騒音問題をまず具体的に解消したい。防音区域の拡大や飛行時間の短縮で、国と交渉させてほしい」。集まった住民にあらためて訴えた。
続いて、飛行ルート直下、東地区のスーパー前に移動。「市民の心を一つにして、岩国のビジョンを実行していこう」と声を張り上げた。
この少し前、井原候補も同じスーパーの前で声をからした。「最大の争点は米軍再編問題だ。子どもたちの安全、安心の観点から、国と協議し、納得できる解決策を探りたい」と強調した。
「相手が勝てば、艦載機移転はどんどん進む」と、移転反対の姿勢をあらためて強調。買い物客らから拍手が起こった。
旧郡部に加え、夕方から東、川下両地区を中心に選挙カーを走らせた。東地区では、個人演説会も開いた。「国はアメとムチの手法で、地方の意思を抑えつけようとしている。岩国の基地問題は、地方自治と民主主義の問題にもなっている」。集う支持者に熱っぽく語った。
川下地区に住む自営業女性(60)は「迷惑を一番受けている地域なのに、さびれる。基地の恩恵を受けなければよくならない」と主張した。
東地区のパート女性(28)は「これ以上うるさくなると、子どもの健康にかかわる」と、艦載機移転を懸念した。(広田恭祥、川井直哉、和多正憲)
【写真説明】<左>岩国市の川下地区で街頭に立つ福田候補
<右>岩国市東地区で街頭演説する井原候補
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK47掲示板
フォローアップ: