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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008020802086005.html
2008年2月8日 朝刊
【ベルリン=三浦耕喜】旧政権タリバン勢力との戦闘が続くアフガニスタンへの増派をめぐり、米国とドイツが対立している。米国は戦闘の激しいアフガン南部での助太刀を求めているが、ドイツは拒否。戦闘部隊の派遣には応じても、比較的平穏な北部にとどめる方針だ。7日にリトアニアで始まった北大西洋条約機構(NATO)国防相理事会では、米国は「応分の負担」を求めて圧力をかける。
ドイツのユング国防相は六日、アフガン北部に今夏、約二百人の戦闘部隊を派遣する方針を示した。NATOの要請に基づくもので、展開中のノルウェー軍部隊の任務を引き継ぐ。ドイツは現在、約三千人をアフガン北部に派遣しているが、あくまで復興支援が目的。戦闘部隊の派遣はハードルの高い決断だ。
だが、NATOの中軸を担う米国の心証は思わしくない。米国が求めるのは、アフガン北部ではなく、タリバン残党の掃討に手を焼く南部への増派。先月、米国のゲーツ国防長官はユング国防相に南部への展開を求める書簡を送ったが、ユング国防相に拒否された。これまでも米国はドイツに対し南部展開を求めてきたが、偵察機の派遣などでお茶を濁された経緯がある。ゲーツ長官は六日の米上院軍事委員会で「人のために戦う国と、そうでない国の二つに階層化される」と、ドイツへの不満をくすぶらせた。
米国のライス国務長官は七日、英国のミリバンド外相とともにアフガンを電撃訪問して、治安回復への取り組みをアピール。米国自身も今春、海兵隊約三千二百人を増派する方針で、NATO国防相理事会で欧州諸国に一層の取り組みを迫ることにしている。
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