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<中国製ギョーザ>不満分子の可能性も…中国が「故意」示唆
2月6日20時35分配信 毎日新聞
新たな殺虫剤検出を受け、回収された製品の中から急きょ成分検査される、6月3日製造の「CO・OP手作り餃子」=仙台市若林区の市衛生研究所で2008年2月6日午後1時50分、手塚耕一郎撮影
【北京・浦松丈二】中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副総局長(次官級)は6日、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が中国国内で人為的に混入された可能性は低いとした上で「日中関係の発展を望まない一部分子が極端な手段を取った可能性を排除できない」と述べた。北京で日本政府の調査団との会談で明らかにした。
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1月30日の事件発覚以降、中国政府高官が故意の犯行の可能性に言及したのは初めて。中国側も残留農薬が原因ではなく、故意の混入事件との見方を強めていることが分かった。ただ、魏副総局長は「分子」が日本人か中国人かについては明言せず、故意と判断する根拠は示さなかった。
魏副総局長の発言について王大寧・同総局輸出入食品安全局長は「日中双方に可能性がある。中国の警察当局が捜査を進めている」と述べ、中国での犯行も視野に入れていることを明らかにした。
また、王局長は調査団に対し、「天洋食品」のギョーザから新たに検出された有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」について、「昨年6月3日の同じ日に製造したサンプルを調べたが、検出されなかった」と述べた。
一方、中国側の説明によると、今回の調査で工場の加工から輸出までの間に異物が混入したり、人為的な破壊が発生する可能性は少ないとの認識で日本側と一致したという。しかし、日本の調査団は「そのような事実はない」と反論し、認識のずれを見せた。
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最終更新:2月6日23時53分
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