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(回答先: 岩国市長選挙・・・「こんな低次元のえげつないやり方がまかり通れば、もう選挙でも何でもない」 投稿者 七瀬たびたび 日時 2008 年 2 月 06 日 06:12:46)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C04032.HTML
2008.2.5(その1)
森田実の言わねばならぬ【79】
平和・自立・調和の日本をつくるために[77]
岩国市長選現地レポート《1》――2月2日、岩国市長選前夜、市民とともに歩む井原勝介前市長に密着し応援する
「もしも岩国市民が井原勝介前市長を否定するようなことになれば、それは岩国の恥ではないでしょうか」(森田実の岩国市における演説より)
「義を見てせざるは勇無きなり」(孔子)
[人として為すべきことがわかっていながら実行しないのは真の勇気が欠けているからである――平和と自治と民主主義を愛する全国の皆さん、井原さんを応援してください]
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2月1日(金)夜9時22分、私は岩国駅に降りた。駅前のタクシーに乗って予約していたホテルの名を告げ「そこまでお願いします」と言うと、人のよさそうなタクシードライバー氏は「すぐ目の前ですよ。ただ、そのお荷物では大変ですね。まいりましょう」と言ってくれた。非常に親切である。心が温まる。
フロントで「五橋」という岩国の銘酒を渡された。岩国在住の友人が「森田さんに渡してほしい」と言ってフロントに預けてくれたとのことだった。以前「五橋」を飲んで私が大いに満足したことを知っている友人が差し入れてくれたのであろう。うまい酒手である。また心が温まった。岩国市の人々は大変親切である。善人ばかりである。
久しぶりに原稿執筆から解放されたので、この夜はアウシェビッツで身代わりの死を遂げたコルベ神父に関する本を朝まで読んだ。この世には奇跡のような立派な人物がいることを改めて痛感した。もしかすると岩国市前市長の井原勝介さんもその一人かもしれないと思った。
翌2月2日朝9時30分、私は井原勝介岩国市前市長の事務所を訪ねた。すでに事務所内では大勢の人が働いていた。すべてボランティアである。皆さん井原陣営のシンボルカラーである黄色のリボンをつけるか黄色のマフラーをしている。私も黄色のリボンをつけていただいた。黄色のマフラーも貸してもらった。これで同志になった。
ちょうど井原さんが遊説に出かけるところだったので私も同乗させてもらった。井原さんは3時間ほどの間に4カ所(いずれもスーパーマーケットの前)で街頭演説をした。井原さんの訴えは誠実そのもの。多くの人々が井原さんの演説に耳を傾けていた。井原さんの演説のあと、私もマイクを握らせていただいた。
私が訴えたのは次のようなことだった。
《第一に、今まで何十年間選挙を見てきましたが、たとえ政府側に立つ候補者であっても、その土地の米軍基地拡張に対して、住民の立場に立って反対する立場を一応はとりました。本心はわかりませんが、一応は米軍基地拡張に反対しました。しかし今回、政府側の立場に立っている候補者の陣営は、財政難だから補助金が必要だ、補助金をもらうために米軍基地拡張を受け入れよう、と主張しています。空母艦載機が増えれば騒音被害は広がります。これを補助金ほしさのために受け入れようというのは、たとえ政府側に立つ候補だとしても大きな堕落です。こんなことを許してはならないと思います。
もう一つ。井原さんに反対する対立候補の陣営に連なる勢力が流している情報にはデマが多すぎます。いまにも岩国市の財政が破綻するようなことを言っているようですが、選挙がデマに左右されたら大変です。デマに左右されないようにしなければなりません。
井原前市長は「岩国市民の、岩国市民による、岩国市民のための岩国市政」を実行してきた立派な市長さんでした。あえて言いにくいことを申します。“もしも2月10日の市長選挙で井原前市長が当選できないような事態になったら、それは岩国市民の永遠の恥になります”と。岩国市民の皆さんにお願いします――井原さんを支持してください。井原市政をつづけてください》
午後は「井原さんを支持する有志議員の会」主催の集会が市民会館で開かれた。参加者2200人。会場は溢れかえり、入りきれない人々は会場の壇上に上がった。
司会は経済評論家の佐高信さん。7年ほど前に一度だけテレビで一緒に仕事をしたことがある。シンポジウムでは初めてだったが、非常に話がうまい。説得力がある。具体的である。優秀な人である。
パネラーは天木直人元レバノン大使と井原前市長と私。天木さんも大変立派な人である。論旨が明快で、説得力がある。優秀な人である。
井原さんの話は誠実そのもの。一言一言に大拍手が沸いた。
私は、私の発言中に、会場内にいた衆議院議員の平岡秀夫氏(民主党)を紹介して壇上に上がってもらい、一言挨拶していただいた。平岡氏が「いま財政問題が議論されているが、私が心配しているのは、米軍基地が拡張されたら市の財政負担が増えることだ。基地が拡張されれば、岩国市の財政がよくなるのではない。悪くなるのだ」と発言すると、大拍手が起きた。市民の皆さんは、米軍基地拡張を受け入れれば市の財政がよくなるというのは初めだけで、将来は逆に悪くなるということをよく知っているのである。
私は「一つの情報ですが、一カ月前の世論調査は100対70。つい最近の調査では100対97。井原さんリードとはいえ差はほとんどない。いまは互角です。危機意識をもって明日からの選挙戦を戦ってください。もしも井原さんを落とすようなことになったら、岩国の恥ではないでしょうか。井原さんの勝利に向けて全力をあげましょう!」と訴えた。
2月10日に行われる岩国市長選はきわめて重要な意味をもつ選挙である。歴史的な選挙と言っても過言ではない。井原さんが勝てば、日本は民主主義と地方自治を大切にする政治へ前進する。しかし逆の結果が出たら、米軍とその手先である防衛省のしたい放題の日本になってしまう。「日本の民主主義と地方自治を求める政治」が勝つか、「日本を対米従属国家化する政治」が勝つか、の戦いである。
このように争点が非常に明確な2.10岩国市長選は、今後の日本の行き方を決める選挙なのである。「民主主義と地方自治」のために先頭に立つ井原さんの勝利を強く望み、私は集会においても街頭においても、岩国市民の皆さんに「井原さんをよろしく」と訴えつづけた。
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