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http://usagikobeya.blog68.fc2.com/blog-entry-563.html
「憲法を改正することに大賛成」という投稿を目にした。
読んでみたら、多くの改憲派が唱える「日本も軍備を増強し、アジア圏における防衛構想で主導的立場を確立せよ」・・・ではなかったのである。
http://www.kenpou-media.jp/modules/news/article.php?storyid=316
私は憲法九条も含め、憲法を改正することに大賛成。
今のままでは不備がありすぎます。不完全な条項と言わざるを得ません。
まったくもって、曖昧な平和憲法で、拡大解釈などいくらでもできます。
そのことが、危険だとは思いませんか?
また9条を世界遺産になんて本が売れましたが、言語道断!
世界の憲法を良く調べてください。日本より優れた平和憲法はたくさんあります。
たとえば良く言われる「国際紛争を解決するための手段としての戦争放棄」ですが、世界で五カ国あります。
詳細を述べると長くなるので、省きますが、私はカンボジアの憲法をおすすめします。
日本が誇る平和憲法は、いろんなことが足りな過ぎです!
世界ではいろーんな平和に関する条項が盛り込まれています。
軍隊に関する制限、規定などもあります。
お題目のように「九条を護れ!」というのはナンセンス。
なんの意味もありません。九条をいつまでも保持することが、平和につながるのではありません。
もっと憲法を、平和を理解するべきです。
指摘されて、カンボジア憲法について調べてみると
http://www.komazawa-u.ac.jp/~nishi/Nishi-text/Heiwa_cons1.htm
もう一つ、注目されるのは、カンボジアの憲法である。同国では、周知のように、ポルポト派とヘンサムリン議長率いる救国民族統一戦線との内戦が長引き、国全体が荒廃していた。91年10月にいたりようやく和平協定が締結され、国連暫定行政機構(UNTAC)が設置。同機構のもとで93年9月、新憲法が採択された。新憲法は、過去の苦難の道を踏まないように、平和主義条項の導入に強く意がもちいられている。同憲法53条と54条を示しておこう。
カンボジア王国は、永世中立および非同盟政策を採択する。カンボジア王国は、近隣 諸国その他世界のすべての諸国と平和的共存政策を追求する。
カンボジア王国は、いかなる国をも侵略せず、また他のいかなる国の内政に対しても、 直接、間接を問わず、干渉しない。カンボジア王国はまた、いかなる問題についても、相互の利益を正当に尊重して、平和的に解決する。
カンボジア王国は、その中立政策と相容れない軍事同盟または軍事条約に参加しない。
カンボジア王国は、その領土に外国の軍事基地を設置することを認めず、また国際連 合の求める範囲以外に、その軍事基地を外国に設置しない。
カンボジア王国は、装備、武装、弾薬、軍事訓練その他自衛のための支援において外国の支援を受ける権利、およびその領土内で公共の秩序と安全を維持する権利を保有する。」(53条)。
「核、化学または生物兵器の製造、使用、および貯蔵は、絶対に禁止される。」(54条)。
こうして、カンボジア憲法は、永世中立、非同盟、平和共存、侵略の否定、内政不干渉、紛争の平和的解決、外国の軍事基地の非設置、核・化学・生物兵器の非製造など、平和主義に関する多くのキ−ワ−ドをちりばめた条項をもつにいたっている。
「憲法9条を持っていれば、戦争と関係のない国民でいられるというのは幻想である」と時代が平成に移り、その思いはより強くなった気がする。「憲法改正が9条を変える目的」であることが、護憲派に危機感を与えている。内向きに平和憲法を唱えても平和は脅かされる、外へ向けて9条の発想を訴えていこうともいう。しかし、投稿者の指摘の通り、頑固な平和を求めるなら9条だけではだめなのかもしれない。
現憲法が草案されたときでさえ、自衛のための戦力について議論が絶えなかった。当時の不安が的中したかのように警察予備隊ができ、10年も経たないうちに自衛隊法が制定された。悲惨な戦争の記憶が消えないうちに、あれよあれよと言う間に日本は軍備を整え始めた。
戦争は、国民の支持(賛成)が不支持(反対)を超えた時点で国にお墨付きを与える。イラクへの軍事介入が不当な戦争であったと今判断したとしても、当時のアメリカ国民は支持したのである。
武力で解決する方法を残しておくなら、議会の決定など容易に操作できよう。
「アメリカこそ、平和憲法制定に向けて取り組むべきだ」
私が他国の憲法にまで口出ししたいのは、日本がアメリカと運命共同体で行動する日米同盟が存在する限り、日本の平和は絵に描いた餅でしかないと思うからである。
より完璧な平和憲法に変えて、アメリカに、他の軍事大国に突きつければ、求める平和に近づくであろう。
兵役義務を忌避する若者は、韓国からも大きなニュースとなって流れてくる。金のある人間は韓国籍を捨てようとまでするし、スポーツ界も芸能界にも逃れたい空気は蔓延している。ドイツやイスラエルからも兵役拒否する若者の生き方が堂々と伝えられる。
国のために銃を持って戦場へ向かうのは、洗脳された考えを持った人間か、兵役に付くことが利益になるであろうという人たちだ。
半世紀前と大きく違うのは、情報が一般市民の間にまで細かく伝わり、自分の置かれる立場や恵まれた生き方・環境にある人間の有り様を見聞きする機会が増えた点であると思う。「戦争することがお国のためになる」という文言を利用しての国民統制は、過去の時代より難しくなる。
世界のあちこちの争い事の多くは、小さな人間集団の利益のための戦いである。技術革新が進んだ世界で生きている人間たちに、「国のための戦いに協力せよ」が個の利益を優先する人々に通じるか?「自分の利益につながれば戦う」と考える時代になったのではないか。
ならば、国が戦争しないための方法を考えればいい。限りある資源の無駄使い、戦闘人員の育成の困難、軍備・戦費に費やされる国費など、われわれ国民が受ける不利益は戦争前の準備段階から始まっているのだから。
利益を横取りしている連中は、前線で働くことはしない。アメリカの政治家の子どもたちの多くが入隊していないことをみても、戦争が国のためでないことは察しがつく。
武力行使による破壊と殺戮が、更なる暴力へ向かう憎悪を生み出している。なんと非生産的、愚かな人間たち。
しかし、「平和憲法」は手段を選ばない人間たちに、戦争を利用する人間たちに、工作されて阻まれるであろう。金を持つ実力者が「平和憲法」を潰すだろうと。金も権力もない我々こそが覚悟しなければならないと思う。
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