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2008年1月30日(毎日新聞)
http://s02.megalodon.jp/2008-0202-0901-04/mainichi.jp/select/today/news/20080131k0000m040113000c.html
N:収賄と偽証の罪に問われている前防衛次官守屋被告の保釈が23日に決定、2カ月ぶりに東京拘置所を出た。保釈金1500万円はポンと現金で支払ったらしいな。
A:「宮ちゃん、保釈金よろしくね〜」
N:保釈金まで宮崎に「おねだり」するなよ。それから2月1日には、その東京を含む全国3カ所の拘置所で死刑が執行された。鳩山法相になってからの執行は、昨年12月に続き早くも6人目だぜ。
A:「俺は株で40億円損してイライラしてるんだよ!」
N:「やつあたり」で死刑執行するなよ。それに鳩山サンは「慎重な検討を加えた上で執行を命令した」と、悩みに悩んだ末の選択だったことを会見で明らかにしてたぜ。
A:でも執行後に「案ずるより産むが易しですな」って言ってたよ。
N:死刑にその「ことわざ」を使うのはどうかと思うけどな。
A:「死刑執行前の最後の食事はウナギでも天ぷらでも好きな物食え」
N:それはアイツが好きな物だろ。
A:「冷凍ギョーザでもいいぞ。いっぱい余ってるから」
N:執行前に死んじゃうよ。それから食の問題と言えば、経営再建中の「船場吉兆」が2カ月ぶりに営業を再開したな。
A:営業再開の朝、女将が玄関先で「大変ご迷惑をおかけしました。今後ともよろしくお願いいたします」と、ささやいた。
N:フツーに挨拶したよ。しかし社長をクビになった船場吉兆のマザコン息子もだらしないよな。
A:あの息子は「料理界の和泉元彌」と呼ばれているしね。
N:呼ばれてねえよ。確かに母親同士はちょっと似てるけど。
A:それでも再開初日は予約で満席だったらしいね。
N:ありがたい話だな。そういう昔からの常連客や店の伝統を大事にしながらも、新社長の女将には心機一転新しい経営を志してもらいたいよ。
A:「ネットカフェ吉兆、本日からオープンでっせ」
N:心機一転し過ぎだろ。客層全然変っちゃうよ。
A:「本日のランチは三田牛の牛丼300円でっせ」
N:その値段はどう考えても偽装だろ。それにおかしな関西弁はヤメろ。それより飲食産業の企業倫理が問われた裁判の判決が今週出たぜ。マクドナルドの現職の店長が会社を訴えたことは知ってるだろ?
A:マクドナルドの店長は「管理監督者」にあたるかどうかが裁判の争点だったんだよね。
N:そう、管理職にしておけば残業代を払わなくていいから会社にとって都合がいい。しかし東京地裁は「店長は管理職にはあたらない」として、日本マクドナルド社に残業代755万円の支払いを命じた。
A:あそこは昔から「スマイル」と「残業代」はゼロ円だから。
N:残業代はちゃんと払わなきゃダメだよ。原告の高野サンはひどい時は2カ月休みなし、月に100時間以上残業させられてたって言うぜ。
A:「メガ・残業」だね。
N:面白おかしく言うんじゃねえよ。
A:最近見かけないと思ったら、ドナルド・マクドナルドも過労死したらしいよ。
N:いいかげんなこと言うな。
■
N:先月末には「教育再生会議」がひっそり寂しく解散したそうだな。
A:・・・ああ、そんなのもあったっけ。
N:ヒトゴトかよ。オマエが鼻息荒く立ち上げた私的な諮問機関だろ。あいつら日当2万円も税金からもらってたクセに結局何もしなかったじゃねえか。
A:まあ、これからは教育再生は東京都に任せることにするよ。
N:元ランナーの瀬古利彦サンが東京都教育委員に就任したんだって?
A:それがね、前任の米長邦雄サン以上の愛国者なんだよ。
N:就任会見では「日の丸を見たら涙がいつも出てくる。日の丸を見て国歌を聞いて泣かない人は私には考えられない。オリンピックに連れて行き、日の丸が揚がる姿を見てもらいたい。そうしたら変わります」と言っていたらしいな。
A:自分はオリンピックで「悔し涙」しか流したことないクセにね。
N:イヤなこと言うなよ。確かに瀬古サンはオリンピックの表彰台には登ったことないけど。
A:それより永田町では「ガソリン国会」が混乱してるね。
N:与野党ともに国民不在の駆け引きに終始していると批判の声も出ている。なにしろ景気は相変わらず良くならないし、国民の生活が苦しいのは確かだ。
A:今月からまた石油の卸値が値上がりしたしね。
N:全国のガソリンスタンドでは「ガソリンの入れ逃げ」が多発しているらしいな。
A:「ガソリンの入れ逃げ」だったら2001年からインド洋でも多発してるよ。
N:テロリストと戦ってるんだから「入れ逃げ」は無いだろ。それに我が国も「新テロ対策特別措置法」成立を受けて、24日に護衛艦「むらさめ」が再びインド洋に向けて出発したぜ。
A:「ガソリンどぶに捨て隊」ね。
N:だからヤメろよ。オマエだって見送りに行ったんだろ。
A;無事「シーシェパード」の連中を撃沈してきて欲しいよ。
N:そのテロリストは水産庁に任せておけよ。それよりまた社保庁だ。コンピューター未入力の年金台帳の書き写し作業中に、中国人アルバイト約50人がミスを連発して作業が一時停止する騒ぎになったそうだ。
A:どんなミスをしたの?
N:たとえば「田中昭」という名前を「田・中昭」と書き写したりしたらしい。
A:たとえば「田英夫」という名前を「田・英夫」と書き写したりもしたらしいね。
N:それは合ってるよ。しかし悪いのは、日本語の正確さを求められるような仕事に外国人を派遣したフルキャストの方だと思うぜ。日本人の名前なんて中国人にとって理解できない部分も多いからな。
A:「りあむ」とかね。
N:それは日本人でも理解できないよ。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080131k0000m040113000c.html
厚生年金:転記作業で派遣の中国人ら大量ミス
コンピューターに未入力の古い厚生年金記録1430万件などの手書き台帳からの書き写し作業で、昨年12月に派遣会社から派遣された中国籍などの外国人約50人がミスを連発し、社保庁が途中で全員の作業を打ち切ったことが分かった。
30日の民主党の会合で社保庁が説明した。この作業のため、社保庁は派遣社員ら約1300人を集め作業を開始。人材派遣大手「フルキャスト」(東京都)は外国人約50人を12月10日から派遣した。
だが、田中昭という名前を「田」「中昭」と書き写すなど、姓と名の区分がつかないミスが多発。社保庁は全員日本人にするよう要望し、1月末までだった派遣は12月20日で打ち切った。誤記された記録は修正したという。
社保庁は「ミスのあった記録件数は分からない。派遣会社からは、テストした優秀な人を選んだと説明があった」と釈明。フルキャスト広報室は「全員、日本国内の定住者か留学生で、漢字の読み書きはできた。このような結果になり申し訳ない」と話している。【野倉恵】
毎日新聞 2008年1月30日 22時09分 (最終更新時間 1月31日 0時06分)
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