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つくばみらい市のDV防止講演会が、一部の抗議により中止された。
ここでまず憂えるべきはDV防止法の可否以前の問題として、圧力により、
場所を提供する側が萎縮して提供場所が少なくなり、左右どちらにとって
も言論発表の場が狭められるということだ。今は、中止させた側は万歳
かもしれないが、提供側の萎縮は諸刃の刃で、次ぎは自分達の言論
自由にも跳ね返ってくるのは明らかなことである。つまり今回の行為は
愚かなことだ。
DV防止法反対者の主張は、DV防止法は女性の言い分を一方的に
取り上げてその為に被害に遭っている者がいるということらしいが、
これはDV防止法が制定された其の悲惨な状況を知らないから言える
のである。本当にDV被害に遭っている女性の保護は一刻を争う。
そんな時に悠長に調査していればDV防止法は絵に描いた餅となる
のである。DV防止法を悪用して、自分の主張を通そうという女性の
存在は、そもそもがDV防止法の主たる目的とは別途のことで、DV
防止法が悪用される場合は、「その犠牲者に対する救済方法も別途
考えろ」、「法の不備を補え」と主張するのが正論なのである。
法というのは人間の作るもので、完全ではない。抜け穴もある。
それを悪用する者が出てくるのはDV防止法に限ったことではない。
DV防止法制定の主たる目的はDV被害に遭っている一刻を争う女性
の救済だ。それを明らかに意図的に混同させて、DV防止法の妨害
をするのは、当事者でない人物達の思いあがりも甚だしい。ましてや
それを意図的な家庭崩壊や離婚の奨励などとは、DV防止法の主眼
から外れた主張でDV防止法制定の主たる目的である深刻なDV被害
に遭っている女性を愚弄するものであり、DV防止法の本来の意図を
意図的に矮小化する行為であり、女性の敵である。
再度言うが、DV防止法を悪用する女性の存在は、DV防止法の
主たる目的の意図するものでないということを認識しよう。悪用する
女性の為に意図的な家庭崩壊や離婚があるからと、DV防止法の
妨害をする理論を敷衍すれば、生活保護を悪用する者がいるから、
生活保護を妨害する理論を構成することとなる。これがいかに
お門違いの運動か、誰にでもわかるであろう。残念なことは、
一部の女性が狭い視野から、DV防止法の妨害に加担している
ことである。法成立の意図を知ればそのような愚行は出来るもの
ではない。
最早多くの場合が「サヨクの」「ウヨクの」と単純な分類で済ませ
られる世の中の仕組みではなくなっていることに、気付かない者
の運動はセクト主義そのもので、真の愛國運動の弊害である。
平成二十年二月三日 護國團情宣局長記す
追記
DV防止法の「DV」に注釈を入れていない記事もあるが、日本語の
記事である以上英語のわからない者も読んでいるのであるから、
必ず注釈を入れて欲しい。もっと言えば「DV」の方を注釈にするの
が妥当だと思う。
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