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新自由主義的グローバリズムに反対する世界行動に呼応して「もうひとつの世界のためのグローバルアクション」が1月26日、東京・荒川区で開かれた。主催は、ダボス会議に対抗して2001年1月から開催されている「世界社会フォーラム」(WSF)に結集する市民団体、個人による実行委。区内の複数の会場で一八のワークショップ(WS)が催され、夜の全体集会では、地元朝鮮学校の生徒による民族舞踊や歌劇グループらによる韓国民衆歌謡、シンポジウムなどが行なわれた。 WSのテーマは、食糧、債務、気候変動、遺伝子組み換え、公共サービス、セクシュアルリプロダクティブ、メディア、貧困と連帯などの課題。全体会では、経営者らの自宅を探す「ピンハネ御殿拝見ツアー」(フリーター全般労組主催)に参加した仲間たちのビデオが上映された。また荒川区に長く息づく労働運動、市民運動を紹介する写真や、WSFの写真の展示、物品販売などでにぎわい、延べ参加者は500人以上にのぼる。 シンポジウムのパネリストは、鈴木ふみさん(すぺーすアライズ)、白石孝さん(荒川区職労)、木元茂夫さん(すべての基地にNO!を ファイト神奈川)、藤田五郎さん(「持たざる者」の国際連帯行動)。新自由主義の問題点、対抗する運動論や今後の展望をそれぞれが提起した。 北海道では、「グローバルアクション札幌」に参加した人々が札幌市中心部を練り歩き、「日本の石油を戦争に使うな! ワーキングプアも生きてるんだ!」のコールが、大雪の中に響きわたった。東京・銀座では「辺野古への基地建設、高江へのヘリパッド建設を許さないデモ」が、寒風の中日比谷公園まで展開され、沿道の人々の注目を集めていた。 「出会い、つながろう。希望と連帯のグローバリズムを」と呼びかけた1月の世界行動。多様な運動のネットワークは、「もうひとつの世界」をめざす営為を続けている。 (横山隆英・フォトライター) |
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