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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20080130/20080130_001.shtml
山口県岩国市の米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転を最大の争点に2月3日告示される出直し岩国市長選で、移転反対、容認両派の陣営が激しい前哨戦を繰り広げている。移転反対を貫き昨年末に市長を辞職した前職の井原勝介氏(57)と、自民党衆院議員(山口2区)を辞して臨む容認派の新人福田良彦氏(37)の一騎打ちとなるのが確実で、28、29日には当落の鍵を握る女性の集会を相次いで開催し、火花を散らした。
「国と戦争しているわけではないが、一方的に補助金カットを押しつけられ、市民生活を思うと納得できない」
29日午後、同市民会館であった井原氏の女性後援会主催の集会には、過去三度の市長選で同氏を支えた熱烈な支援者ら約300人が参加。井原氏は、アメとムチを使い分ける国に反発しつつ、「当選したら総理に移転問題の判断を求めたい」と述べ、トップ交渉も辞さない構えを見せた。
市長を辞職、先に名乗りを上げた井原氏は市内20カ所以上で集会を開催。各会場で目を引くのが女性の多さだ。
有権者数(昨年12月2日現在、12万3131人)は女性が53%と多い。前回市長選(2006年4月)では女性の投票率が66.41%で、男性の63.59%を上回った。「女性票の取り込みが勝敗を決する」。そんな見方が支配的だ。
福田陣営も負けていない。前日の28日夜、同じ市民会館で女性の「決起集会」を開き、主催者発表で約1200人を集めた。
福田氏は、与党政治家として国との対話による基地問題の解決を強調し、「身近な暮らしを守るのが大事だ。基地問題でもう対立はいらない。米軍機の騒音問題、訓練の時間短縮について、国としっかり交渉したい」などと述べた。
福田陣営は2月1日に、井原陣営も2日に同会館で「総決起集会」を開き、3日の告示へとなだれ込む。
■岩国基地問題
1996年、普天間飛行場の空中給油機の岩国移転が決定。岩国市は見返りとして市庁舎建て替え補助金49億円を国に「約束」させた。2005年10月、米軍再編で厚木基地の空母艦載機59機の移転も決定。06年の住民投票と市長選で反対派が勝つと、国は同年12月に07年度の庁舎補助金35億円を凍結。再編交付金の対象からも岩国市を外した。移転容認派が多数となった市議会は、合併特例債を充てた「穴埋め予算案」を4度否決した末、昨年12月、井原氏の辞職と引き換えの形で一部修正のうえ可決した。
=2008/01/30付 西日本新聞朝刊=
2008年01月30日10時29分
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