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(回答先: 猿たちの利権(妖刀ムラマサ行状記) 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 1 月 26 日 09:50:16)
道路財源で遊興 国交省の財布ではない(中日新聞)
2008年1月26日
政府は問題なしというが、合点がいかない。道路特定財源の一部が国交省職員の宿舎建設や遊興費に充てられたことだ。自らの財布感覚はないか。道路整備の中身と合わせて徹底的な精査を求める。
野球、テニス、サッカー、フットサル、卓球…。役人がスポーツに汗を流して、親睦(しんぼく)を深めることに異論を唱える人はいないだろう。だが、こうしたスポーツの用具や優勝カップなどの経費が自腹でないとしたらどうか。しかも道路整備のために課されたガソリン税などの道路特定財源から、これまで賄われていたとすれば。
ガソリン税などの暫定税率存廃が今国会最大の焦点となる中、新たな問題が浮上した。国土交通省は二〇〇七年度に道路特定財源のうち、約二十五億円を同省職員の宿舎建築費、約六千七百万円を福利厚生費に充てたことを明らかにした。宿舎は〇六年度末で八千余戸に及ぶ。
道路特定財源はその名の通り、道路整備に使途を限定した財源で、ガソリンや自動車にかかる税金で賄っている。その前提からすれば、多くのドライバーを納得させることができるのか。職員の住まいやレクリエーションのために税金を払っているつもりはないはずだ。
冬柴鉄三国交相は「道路整備費の中から法律にのっとってやっている」と述べ、国家公務員宿舎法などの趣旨に沿った適正な支出だと説明する。分かりやすく言うと、道路整備事業に従事する職員がいないと、道路はできない。だから職員のための宿舎や福利厚生は大切であり、いずれも道路整備事業に要する費用に含まれるとの見解だ。
これが国民の理屈と感情にそぐうのか。スポーツ用具の代金が道路整備に必要な費用というのは理解に苦しむ。国交省が二十五日夜、急きょレクリエーション経費に充てることを中止すると発表したのも当然だ。
民主党は社会保険庁が年金保険料の一部を職員用のマッサージ器購入などに使ったのと「同じ体質だ」と追及する。政府側に十分な説明を求めたい。解釈によって、道路整備以外への支出ができるようなことは改めるべきだろう。
国交省は年間五兆円超と巨額な道路特定財源の使途に鈍感になってはいないか。厳しい家計の中、納税義務を果たす国民の姿がかすんでいるようでは困る。野党は「国交省利権」と批判している。
国民注視の財源の使途に不透明さを残してはいけない。真に必要な道路を造っているのか、税金を無駄にしていないか。国会での与野党の検証が不可欠だ。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008012602082437.html
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