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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080125-00000014-gen-ent
株価の昨年来安値のおかげで、我々の年金も目減りしている。福田政権の4カ月で、なんと5兆5000億円がパーになった。市場は福田無策に悲鳴を上げているが、国民も怒った方がいい。
厚生年金と国民年金は、厚生労働省の外郭団体「年金積立金管理運用独立行政法人」が運用している。これがとんでもないことになっている。
約150兆円(07年9月末現在)の年金積立金のうち、約91兆円を国債(54%)、国内株式(20%)、外債(10%)、外国株式(15%)、短期資産(0.3%)に分散運用しているが、07年7―9月期は1兆6328億円の赤字で、その後も赤字は加速度的に増え続けているのだ。
「市場への影響を考慮して具体的な運用先などは申し上げられないが、10月以降も株価低迷や円高で厳しい環境が続いていることは事実です」(同法人・企画課)
もちろん、赤字額が最もひどいのは、昨年9月時点で18兆2309億円をつぎ込んでいる国内株だ。
福田が首相に就任した昨年9月26日に1万6435円だった平均株価は、22日も続落し、1万3000円を割り込んだ。たった4カ月で約20%、3500円の下落だ。この結果、約3兆5000億円以上の積立金が目減りした計算になる。
総額13兆5805億円を投資する外国株もボロボロ。投資先の柱となる米国市場のNYダウ平均は、約12%の下落。ざっと計算して、1兆7000億円が吹っ飛んだ。
「9兆5468億円分の外国債券も、利回りを超える円高で3000億円程度の含み損を抱えている。なにしろ、福田政権発足時に1ドル=115円だった円ドル相場は、今や106円台。対ユーロも163円から154円の円高になっているのです」(金融関係者)
福田が首相をやってる間に5兆5000億円もの積立金が“消滅”してしまったのだ。
経済評論家の荻原博子氏がこう言う。
「年金積立金の莫大な赤字は、政府の失政以外の何物でもない。本来、年金資金はリスクの少ない国債などで運用すべきで、価格が乱高下する株式に手を出すなど愚の骨頂。しかも、日本は米国を助けるためにせっせと米国債を買い、それで大損している。こんなバカな国はありません」
国民の年金をこれだけ減らしながら、公務員の年金だけは安泰だ。国家公務員共済年金は、運用の約8割を国債で行い、リスクの高い株や外債は全体の13%でしかない。国民をバカにするのもいい加減にしろだ。
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