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(回答先: 「熊谷氏バックアップ」藤田まことが 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 1 月 24 日 10:46:58)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070815-OHT1T00085.htm
藤田まこと、兄の形見のハガキが心の支え
俳優の藤田まこと(74)が62回目の終戦記念日を前に自らの戦争経験を語った。兄の眞一さん(享年17歳)を沖縄の海で亡くしており、家族あてに届いた1通のハガキを今でも大切に持ち歩いている。来年公開の映画「明日(あした)への遺言」(小泉堯史監督)では部下の責任をすべて背負いB級戦犯として処刑された岡田資(たすく)陸軍中将を演じており、「改めて戦争の悲惨さを分かってほしい」と平和の尊さを訴えた。
大切に持ち歩いている1通のハガキがある。日付は昭和19年8月14日。兄・眞一さんが鹿児島から家族あてに出したものだ。「お父ぅさんとお母ァさんの言ふことを聞いてしっかり勉強をしてください」と特に藤田を案じている様子がうかがえる文面は、最後に「さようなら」と結ばれている。眞一さんが乗った船はその約2か月後、米軍機の爆撃に遭い沖縄の海に沈んだ。
終戦時、小6だった藤田は平和の尊さを肌で感じて生きてきた。「(戦争の放棄などを掲げた)憲法9条はアメリカがくれたもの。だから変えてもいいじゃないかという意見もあるけど、9条は日本の平和を守っていく宝物だったんじゃないかと思います。それを、この作品で痛感しました」
来春公開の「明日への遺言」で藤田が演じる岡田中将は1945年5月、名古屋空襲の際に捕虜とした米機搭乗兵38人を処刑した。戦後、B級戦犯として逮捕されたが、法廷では「すべての責任は自分にある」と1人で背負う一方で、米軍による無差別爆撃もまた戦争犯罪であると主張。49年9月17日に60歳で処刑された。「BC級戦犯は即決裁判などで1000人以上も処刑になっている。そのことを私もひっくるめてみんなに知ってもらいたいし、改めて戦争の悲惨さを分かってほしい」
忘れられない主演舞台がある。藤田が50代のころ、「プロデューサーも作家も演出家も役者も、みんな勘違いして、とんでもない失敗作ができてしまったんです」。大衆演劇の大スターで師匠と尊敬する共演者の故・辰巳柳太郎さんに、こう諭された。「この芝居はどうみても負け戦だ。それを頭に立つものが分かってないと部下が迷惑する。お前はテレビの世界に戻れば傷つかないだろうけど、他の連中は舞台専門。そういう人を、きちんと送り出すのがお前の責任だ」藤田は「今回の話を頂いたとき、岡田資というのは辰巳先生に聞いた話と全く同じことをした人だと思いました」としみじみと振り返った。
長いキャリアを誇る藤田にとって、戦争を描いた作品は特攻兵を演じた68年の映画「日本の青春」以来、40年ぶりになった。「この仕事が終わったら、沖縄に行って、兄に(こういう映画に出たと)報告してこようと思ってます」。
◆「明日への遺言」 1945年5月、本土防衛にあたった岡田資陸軍中将は、名古屋空襲の際に捕虜とした米機搭乗員38人を処刑した。終戦後、逮捕された岡田は部下19人とともに横浜の軍事法廷で裁かれる。責任を転嫁したりするかつての軍人も多かった中で、岡田は終始一貫、部下には責任はないと主張。その信念を曲げない姿勢は、弁護人だけでなく検事や裁判長にも感銘を与える。原作は故・大岡昇平氏。共演は富司純子、蒼井優、西村雅彦ら。
(2007年8月15日06時05分 スポーツ報知)
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