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私は高校生の時、毎週3回必ず映画館に行った。郷里の十日町市には当時3つの映画館があった。その当時は週立・2本立であった。すなわち1週間ずつに上映する映画が変わるのである。二本立てであるから1回の入場で2本観れるのである。そのころ小林旭の『ギターを抱えた渡り鳥』という映画があった。『渡り鳥シリーズ』と呼ばれた映画がかなりヒットした。今回の出張で“PCを抱えた渡り鳥”などとちょっと気障な気分になった。しかし、私のPCはちょっと重すぎて、とてもカッコイイという雰囲気は出てこない・・・・・(笑)。
そんなに映画を観ていて東大に受かる訳がないだろうとよくいわれる。しかし、これは本当のことなのである。だが、当時我が家にはテレビがなかった。いまの受験生が家でちょっとテレビを見る時間を合計すれば、私が1週間に映画を観た時間よりもきっと多い筈である。私にとって映画を観ることは唯一の楽しみであった。息抜きでもあったのだ。当時は良い映画もあったからけっこう勉強にもなった。だから私は“映像人間”である。本を読むのはあまり好きではない。とても娯楽や楽しみとして本を読むことなどできない。本を読むのは、それが小説であっても私にとっては“勉強”なのだ。
今回の2泊3泊の出張はけっこう忙しかった。それでもニュースをみる時間がない訳ではない。各種情報をインターネットで得ることは私にとっては主ではない。私にとってインターネットは私の意見を発信するツールである。私はインターネットでいつも1万人と繋がっているという実感がある。だからPCをもっていないとその繋がりが切られている思いがするのである。昨日泊まった所は電話があったが、なぜかインターネットに接続できなかった。まだそういう所もあるのである。これからは携帯電話でインターネットに接続するつもりである。明日、ドコモ・ショップに行って相談してみるつもりだ。
本題に入ろう。株価の下落が止まらない。世界的な同時株安の気配がする。経済の門外漢である私が論及しても恥を掻くことになるだろうから専門家にまかせる。しかし、現在の株安の問題や経済状況についてコメントする政府与党のコメントは、どう考えてもピント外れである。いや間違っている。経済と政治は結びついている。自由主義社会では、政治が経済を支配することはできないが、政治と経済は密接に関係している。政治がとる適切な経済政策が経済の動きを救うことは、歴史的にも実証されている。自公“合体”政権が現在の経済の動向に対し有効・適切な政策・対策を講じていないことは私にも分かる。
わが国の経済を活性化させるためには、基本的に国民の消費意欲を高めるしか道はないのだろう。国民の消費意欲を高めるためには、国民生活をまず安定させなければならない。自公“合体”政権の労働政策や年金問題の処理の仕方をみていると、国民を不安にしているだけである。これはやるべきことの逆をやっているとしかいえない。収入が減っている中で物価がじわじわと上昇している。これも不安をかき立て、消費意欲を後退させることは明らかである。ガソリンの暫定税率の廃止は、原油高に対する最も直截かつ効果のある対策である。
なんだかんだと屁理屈を並べたてているが、要らぬお世話だというのがほとんどである。困ったことがいろいろと起きますよと自公“合体”政権はいうが、それは官僚(地方官僚を含めて)が困るということである。そんなことは放っておいてもらいたい。国民が本当に困った場合、そのとき国民が考えるから今回はガソリン税の暫定税率を廃止してほしいと国民は考えている。ポピリズムという人もいるが、そうではない。ガソリン税の暫定税率廃止の是非を突き詰めて考えると、政治のすべての問題を考えることにならざるを得ない。だから一点突破でよいのである。ガソリン税の暫定税率廃止一本槍でよいのである。
それでは、また。
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