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大津市長に目片氏が当確 接戦、黄瀬氏破り再選 (京都新聞)
任期満了に伴う大津市長選は20日投票、即日開票され、無所属で現職の目片信氏(66)=自民、公明推薦=が当選を確実にした。無所属新人の会社社長、黄瀬紀美子氏(55)=民主、社民支持=と、同じく無所属新人で共産党大津湖西地区副委員長の井上敏一氏(55)=共産推薦=は及ばなかった。
1期4年の目片市政の継続か、新たなリーダーによる変革かが問われた。しかし、各候補者の主張はかみ合わず、大きな争点を設定できなかったことから有権者の関心は低く、投票率は42・31%と、前回から0・19ポイント下げた。
目片氏は、市議会の与党会派を中心に、推薦を受けた約420の地縁団体や企業などによる組織型の選挙運動を展開した。1期目の実績を強調し、乳幼児の医療費助成の拡充や市域の均衡ある発展をアピール。自民、公明両党の国会議員や県議も連日応援に入るなど全面支援し、支持層を引き締めて他候補の猛追を振り切った。
黄瀬氏は大規模公共事業の見直しや建築物の高さ規制などを訴えた。出馬表明が告示1カ月前と出遅れたが、嘉田由紀子滋賀県知事を支援する「対話でつなごう滋賀の会」と連合滋賀の推薦を受けた。女性の清新なイメージと嘉田知事との「近さ」をアピールし、民主党国会議員らとともに「元気のない大津を変えよう」と訴えたが、出遅れたことなどが響き、無党派層を取り込みきれなかった。
井上氏は、共産党や商工団体、労働組合などが推薦し、「市庁舎の新築移転の中止」を前面に押し出し、国保料引き下げや巡回バスの運行などによる交通網の再整備を掲げたが、国政の2大政党が支援する他の2候補の対決構図に割ってはいることができなかった。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008012000128&genre=A2&area=S10
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