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旧陸軍と自衛隊が急接近?
偕行社に陸自OB続々入会
旧日本陸軍将校の親睦団体として戦前、軍部を支えてきた偕行社が、自衛隊に急接近している。偕行社が公表しているところによれば、最近1年間で400人以上の幹部自衛官OBが入会したという。
偕行社は戦後、侵略戦争に協力したとしていったん解散に追いやられ、1957年に厚生省(当時)所管の公益法人として活動を再開した。陸軍将校OBの親睦や慰霊を目的に靖国神社参拝や「憲法改正」運動を続けている。
この旧軍関係者の団体が自衛隊OBの獲得に動き出すのは、21世紀に入ったころから。偕行社ホームページなどによれば、陸上自衛隊は2005年「友誼団体として認知・支援すべき」との方針を出し、昨年3月には防衛省と厚労省の共同所管となる。同時に、設立目的に「陸自殉職隊員の慰霊など陸自に対する必要な協力」が加えられた。同年4月には、折木良一陸幕長から各部隊に、偕行社の活動を支援するよう通達も出されている。
ちなみに、昨年7月に行なわれた参議院選挙で当選した元陸自1佐・佐藤正久氏の政治団体「佐藤正久を支える会」会長は、偕行社会長の山本卓眞氏(富士通名誉会長)だ。陸幕長通達は事実上の“佐藤応援通達”だった、そんな疑いはぬぐいきれない。
機関誌『偕行』の新年号には、旧軍のOBたちの記事に並んで、佐藤議員が選挙協力に対する謝辞を述べている。また森勉・前陸幕長は同号で「…自衛隊の更なる精強化と強固な伝統の構築が必要であります。戦った経験のある日本軍の伝統について今一度考えることも必要ではないでしょうか」と語っている。
一体化するOBと現役――「軍部」復活の兆しを感じるのは杞憂だろうか。
(三宅勝久・ジャーナリスト)
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