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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008011502079559.html
2008年1月15日 朝刊
自民党が十七日の党大会で採択する二〇〇八年の運動方針案は昨夏の参院選惨敗を受けて、「立党以来の危機に直面している」との分析を冒頭に挙げた。政策の優先順位も昨年から一変し、衆院選への危機感をあらわにした内容になっている。
運動方針案は毎年一月に開かれる党大会で採択される。ここ数年、方針案の副題は〇六年が「改革、加速。」、〇七年が「美しい国、日本。」と党総裁のキャッチフレーズをそのまま採用してきた。
しかし、〇八年は福田総裁の「誠実に、着実に。」は不採用。代わって「新たな決意、さらなる挑戦 立ち上がれ自民党」と、党が置かれた状況を訴える内容にした。
運動方針案起草委員長の坂本剛二組織本部長は「『誠実に…』は二−五年かけて実行する話。次期衆院選をにらめば、今年は厳しい表現しかなかった」と説明する。
重点政策では、格差是正、農林水産業、中小企業対策、地方の社会資本整備の推進をトップ項目に据え、小泉、安倍両総裁のときに最優先にしてきた「憲法改正に向けた国民的論議の喚起」は後ろに回した。
坂本氏は「憲法や教育など『国のかたち』にかかわる政策を進めてきた結果、生活者や地方を置き去りにしていると誤解された」と指摘。その反省から、今年は「不安払拭(ふっしょく)に取り組む福田色」(二階俊博総務会長)を強く打ち出した結果だ。
「生活が第一」と訴える民主党との違いが見えにくい懸念もあるが、伊吹文明幹事長は「民主党の政策はカタログ販売。誰も商品を手に取ってみたことがない。自民党は政府を預かっているから、偽物でない公約をする」と、与党の強みを強調している。 (篠ケ瀬祐司)
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