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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008011502079560.html
スコープ 米軍機移転拒否の市長辞職 出直し選挙 米軍再編懸け 必死の与党
2008年1月15日 紙面から
米軍再編に伴う米空母艦載機移転問題に揺れる山口県岩国市で、出直し市長選が二月三日告示、十日投開票の日程で行われる。移転に反対する井原勝介市長が議会と対立して辞職したことに伴うもので、井原氏と、移転容認を掲げる自民党の福田良彦衆院議員(山口2区)が出馬を表明している。移転が進まなければ日米同盟に影響を与えると、自民党は危機感を持っている。 (本田英寛)
井原氏は二〇〇六年、厚木基地(神奈川県)から岩国基地への米空母艦載機移転の賛否を問う住民投票を発議して実施に持ち込んだ。
結果は、反対が九割近くを占め、井原氏はこれを追い風に、約一カ月後の市長選で自民党推薦の移転容認派候補に勝利した。
国は市が移転を受け入れないことを理由に、市庁舎建設補助金約三十五億円の交付を中止した。井原氏は補助金の代わりに特例債を充てる予算案を提出したが、市議会は再三にわたって否決した。
井原氏は先月二十八日に市長を辞職し、この四日に出直し選への出馬を表明。米軍再編の是非を再び問う選挙戦を展開している。
一方、福田氏は岩国市出身で、同市議、山口県議を経て、〇五年九月の衆院選で初当選した。地元選出の国会議員らが支援するが、井原氏は知名度が高く、自民党選対幹部は「厳しい戦いになる」と引き締めに懸命だ。
井原氏が政党の推薦、支持を求めないこともあって、民主党は自主投票を選択した。ただ、自治体に「アメとムチ」を使って米軍再編を進めようとする政府の手法に反発する井原氏に理解を示している。
福田氏の市長選出馬に伴う衆院山口2区の補選(四月二十七日投開票)も注目の選挙だ。福田政権発足後初の国政選挙であり、次期衆院選の前哨戦と位置付けられるためだ。
民主党は〇五年の衆院選で山口2区から出馬し、比例代表で復活当選した平岡秀夫氏の擁立を早々と決めた。
与党は候補者選定を進めており、山口県選出の林芳正参院議員らの名前が挙がっている。だが、林氏が出馬すれば「玉突きで参院補選も行うことになる」(自民党幹部)との指摘も出ていて、候補者選定の難航も予想される。
自民党は「まずは市長選だ。衆院補選は先の話だ」(選対幹部)として、当面は市長選に全力を注ぐつもりだ。
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