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http://www.amakiblog.com/archives/2008/01/14/#000668
2008年01月14日
ねじれているのはこの国の政治そのものである
14日昼に流されたJNNのニュースで最近の世論調査の数字が出ていた。いずれ同様の世論調査の結果が報道各紙で発表されるであろう。その数字に多少のバラツキはあっても、大勢は変わらないに違いない。
それによると福田自民党の支持率は低下したままだ。新テロ法を再議決で強行成立させた事に対する反対が過半数以上ある。福田政権の支持率は、今後下がる事はあっても上がることはないだろう。無理もない。新テロ法案などという国民生活にとってどうでもよいものに血道をあげ、国民生活を救う財政・経済政策はまったく目処が立たない。
それにもかかわらず福田首相は解散・総選挙を来年9月の任期いっぱいまで行わないという声すら出てきている。議席を減らすことがわかりきっている負け戦をする首相がどこにいるかということらしい。その間にどんどんと国民生活は窮乏していく。これでは自公政権は国民の悲鳴より自分たちの政治的保身を優先する政権だと公言しているようなものである。
その一方で民主党も壮大な自己矛盾を抱えている事が世論調査で判明した。民主党の支持率が自民党の支持率を上回り、民主党中心の連立を望む声が自民党中心の連立を望む声よりも大きい。今ほど政権交代の可能性が高い時はないというのに、自公政権を追い詰めるという熱気がまるで民主党に感じられない。
それどころか選挙に勝つために余人をもって替えられないという小沢民主党代表を、国民の7割以上が首相にしたくないと思っていることがわかった。新テロ法採決時に国会を欠席した小沢民主党代表を批判する声は、実に8割以上にのぼる。なにしろ欠席した事を鳩山幹事長が謝罪し党首の本人が沈黙するという政党である。
これほど自民党と民主党の限界と矛盾が露呈しているというのに、その他の政党を支持する声は一向に強くならない。一体これはどういうことなのだろう。どの政党が、どの政治家が、難問山積のこの国を救うことが出来るというのか。
ねじれているのは国会ではない。この国の政治そのものである。
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