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ハマスの孤立に関する考察2009年01月10日 06:16
アブドゥ
別のコミュで、どうしてハマスが、周辺「アラブ」国から見放されているのかって質問を受けたので、これって、かなり核心の重要な質問なので、トピにします。
周辺「アラブ」諸国の政治イデオロギーを整理します。
●世俗的な「アラブ民族」主義(およびその一部である世俗的パレスチナ民族主義)
●スンニ派政治的イスラム主義
●シーア派政治的イスラム主義
●王政
(まあ、シリア主義は割愛。単独で行動できる影響力はなく、「アラブ民族」主義に寄生しているので。)
プレーヤーを挙げます
●PLO(=ファトハ、とします)
●ハマス
●ヒズブッラー
●エジプトのムバラク政権
●ヨルダンのハーシム王家
●シリアのアサド政権
●イランのシーア派イスラム主義政権
(レバノンは、国家でないという分析はヒズブッラーのトピで紹介しましたので割愛)
ヒズブッラーのトピで分析したとおり、イランは全くイスラエルと戦争するつもりなんてありませんし、現在へのヒズブッラーへの支援は、かつて掲げた「イスラム革命の輸出」が、不幸にも成功して定着してしまったので、今更引っ込めたら、政権の正統性に関わるという内政的な事情で、仕方なく続けざるを得ないだけです。
ハマスの武器がイラン製という見方もありますが、あまり興味がありませんし、確かめようもありません。
別にイランにとってどうしてもハマスを支援しなければならない理由もなければ、同盟国シリアが政治的に支援しているハマスへの武器提供を拒否する理由もないという程度でしょうし、大した量でもないし、明らかにイラン製だと分かってしまうようなレベルの高い武器でなければ別にいいか、という程度でしょう。
で、私にとって最も興味があったのは、イスラエル軍が地上戦を開始した直後に、イランの国家安全議会の顧問が、ダマスでアサド大統領と会談したことでした。
ヒズブッラーは、イランとシリアの合意なしで、本格的な軍事行動を行いません。まあ、ある程度の裁量は与えられているはずですが、少なくとも、イランやシリアの国益に反する軍事行動をとることは、政治的・軍事的支援を止められるという自殺行為ですから。
で、注意深くヒズブッラーの行動や声明をフォローした結果は、イスラエル軍が攻撃してこない限りは、介入はしないだろうと睨んでいます。
その読みが確信になったのが、PFLP−GCと見られるダマスカスに拠点があるパレスチナ左派がレバノン南部から数発のロケット弾を打ち込んだときに、即座に、ヒズブッラーとレバノン政府は無関係だと主張したことです。PFLP−GCは、否定も肯定もしないコメントを発表。
まあ、支援しているパレスチナ諸派へのガス抜き的な効果と、政治的メッセージを伝えるための、シリアのポーズでしょう。
イスラエル軍が、これで動いてしまったら、防衛のための軍事行動を辞さない覚悟はあったのでしょうが、イスラエルもこの挑発に乗るほど愚かでないことも予測したはずです。
この挑発でも動かなかったイスラエル軍が、自ら、2006年に政治的な敗戦を経験したミスを繰り返すことも無いはずです。
この地域のイデオロギー闘争の軸は、「アラブ民族」主義VSスンニ派イスラム主義です。
シリアとエジプトは同様に「アラブ民族」主義の世俗的な政権で、それぞれ、スンニ派イスラム主義の最大勢力であるムスリム同胞団と対立しています。
そして、ハマスは、エジプトのムスリム同胞団の、パレスチナ解放のための軍事部門です。
必然的に、イデオロギー上は、シリアとエジプトの政権と対立します。
しかし、シリアは、80年代に、恐らくイスラエルからそそのかされたのでしょうが、ムスリム同胞団が、勝てる見込みのない内戦を始め、徹底的な壊滅を受け、シリア国内においては潜在的な脅威はありますが、スンニ派ムスリム自身から、イスラエルとの戦線を抱えたまま内戦を開始したムスリム同胞団の戦略を批判され、民意も失ってますし、シリア国内には活動家は残っていませんから、現実の脅威ではありません。
だから、柔軟なアサド政権は、自国の利益を損ねない、国境を接していない西岸やガザで活動するハマスに対し、ダマスカスでの政治活動を許可して支援しています。これが、巧妙なところは、パレスチナ左派諸派に対しては、軍事訓練や武器の供給までしていますが、ハマスというイデオロギー上の脅威となるスンニ派イスラム主義勢力には、一切の戦闘員の存在を認めていません。ハマスもそれを十分に読んでいます。
逆に、アサド政権はこの程度の支援しかしていないので、ハマスに対する影響力は非常に限定的です。交渉による関係を有しているという程度です。
では、どうして、アサド政権が、ヒズブッラーへの軍事協力や、シリア国内での政治活動を許しているかというと、全く政権に対立しない、シーア派イスラム主義の組織だからです。アサド家が、スンニ派イスラム主義と対立するのは、世俗的「アラブ民族」主義政権である、という以上に、アサド家がシーア派の一派とされているアラウィー派であることにより、宗派闘争として対立しているということです。むしろ、アラウィー派のアサド家にとっては、同じシーア派勢力として歓迎できるのがヒズブッラーです。シリア人でヒズブッラーを積極的に支援・参加しているのは、シーア派であり、逆に政権基盤を強化できます。
イスラエルに対抗し、イランと同盟を強化し、更には内政基盤も強化できるという「一石三鳥」なのです。
一方、イスラエルとの和平条約を結んだエジプトのムバラク政権にとって、スンニ派イスラム主義勢力は、最大の脅威です。
イスラエルとの和平により、ガス供給や石油供給などを行い、引き換えに米国から軍事協力を受けていることは、スンニ派ムスリムの素朴な信仰や「アラブ人」心情にとっては、屈辱でしょう。
失政をすれば、ムスリム同胞団への支持が集まる宿命です。
ある意味、政党政治が最も定着しているエジプトの内政において、ムスリム同胞団は、長年非合法となっていましたし、今でも政党活動は禁止されており、ムスリム同胞団は、社会主義的な政党の支持基盤として間接的に国政に参加していますが、間違いなく、最も支持を受けている政治勢力でしょう。
その最も脅威のムスリム同胞団の軍事部門であるハマスが、国境を接しているガザで政権を奪取したことは、大きな痛手です。
ですから、ハマスの存在を望んでいないという点で、イスラエルと全く同じ立場です。
ですから、実際はイスラエルが管理していないラファハ国境を、ファトハのPAと、EUと、イスラエルの間で成立した国境管理合意にはハマスは含まれないということを根拠に、本当は主権国家の裁量であけることが出来るラファハ国境を閉鎖し、イスラエルのガザ封鎖に協力したわけです。
これに対して、ハマスは一貫して、様々な手段で、エジプトに揺さぶりをかけ続けましたし、それに国内のムスリム同胞団も連帯していました。
これは、エジプトにとって、外交問題ではなく、内政問題となってしまったわけです。
開けてもルーザー、閉めてもルーザーというルーズ・ルーズのループにはまっていたわけですね。
しかし実際にあけて、エジプト国内で、ムスリム同胞団の脅威がもっと伸びるよりは、失点が少ないと判断して、閉めていたのでしょう。
今回のガザへの軍事行動を予測していたエジプト政府にとって、なんとかハマスとファトハの和解を成立させ、ファトハの参加による国境開放を実現させたかったでしょうが、ファトハとハマスの確執により和解交渉は頓挫したまま、停戦合意が失効したわけです。
私は、今回のガザ攻撃開始以前から、ガザ封鎖非難がイスラエルだけに集中している疑問を感じて訴えていて、ガザ封鎖の主犯はイスラエルであっても、エジプトもハマスもファトハも共犯関係であるのが事実だと訴えていたのですが、残念ながら、素朴なサヨクの人たちには理解してもらえませんでした。論理的に破綻している抗議行動なんてやるだけ恥ずかしいと思うのですが、要は幼稚なんですね、彼らは。
まあ、イラク戦争への反対行動が、素朴な「平和原理主義者」のサヨクにのっとられてしまったことにより、イラク戦争への加担により、日本に素朴に共感してくれる地域の住民の親日感が否定され、中東での国益が損なわれるだけでなく、日本国領土がアル・カーイダの標的となるという安全保障上の脅威という国益の問題での議論が展開されず、ただ単に、「9条原理主義」対「反9条原理主義」という不毛な対立軸で霞んでしまったのと全く同様ですね。要は日本人って戦前からそうでしたけど、純粋な「正義」を訴えれば、「正義」が実現されるはずというメンタリティーを持っていて、マキャベリズム的な現実感覚を持たない原理主義が大好きなんでしょう。幼稚な国民ですね。イスラム原理主義に傾倒して、自業自得ループに陥っている同胞ムスリムの民度を全く笑えません。率直に言えば、アサド家を招待して、日本人のこの素朴で幼稚なメンタリティーを利用してもらって、「理念」と「建前」の使い分けの巧みな賢人政治をやってもらいたいのが本音です。
今回の最大のルーザーはエジプトであることは間違いないでしょう。
同胞ムスリム「アラブ人」を見殺しにしたとの非難が、エジプト国内のみならず、アラビア語圏やイスラム世界全土に広がりました。正直エジプトの本音は、せめて、こうなったら、イスラエル軍に頑張って、ハマスだけはガザから根絶して欲しいと思っているはず。どうせ、民意を失ったのであれば、脅威の源泉が減ってくれるほうがマシ。
それに次ぐルーザーは、イスラエルです。しかし、もしイスラエル軍が、大量の兵士の犠牲を伴わずにガザ全土を制圧することに成功したら、短期的には、政権与党にとっては勝利でしょうが、それでも長期的にはルーザーであることは間違いありませんし、もしハマスの集団殉教戦術が成功してしまったら、政権もルーザーで、イスラエルにとってももっとルーザーとなります。
さて、残ったのはヨルダンですね。
ヨルダンでは、ムスリム同胞団は合法であり、イスラム行動戦線という政治部門で政党政治に参加しており、政権にとってはこれまた最大の内政上の脅威です。
しかし、ヨルダンがエジプトより恵まれているのは、ヨルダンのハーシム王家は、もともとはヒジャーズ地方のメッカの統治者であり、しかも、預言者ムハンマド様Sの血統を引いていて、しかも、オスマン帝国への「アラブ」の反乱の指導者だという、イスラム教的かつ、「アラブ人」的な正統性を有しているという点です。
まあ、なんでそんな「アラブ」の名家が、メッカから流れてヨルダンなんぞのちっぽけな人工国家にまで落ちぶれたかというと、一言で言えば、これまたパレスチナ人の悲劇と同様の、イギリスによる2枚舌外交の犠牲者だからです。
ランクルに乗って、コンクリのビルに住んで、教育もメディアもインフラも物資も豊富になった今でも、ねずみとトカゲを好んで食べている程度の原始人たちが、ワッハーブ派という最初のイスラム原理主義により同盟して、アラビア半島の統一に乗り出していたのですが、彼らの最大の標的が、メッカとメディナという聖地でした。で、ここの統治をオスマン帝国から委任されていたのが、ハーシム家で、オスマン帝国への反乱を英国の指導下で始めたのはよかったのですが、英国は、一方で、オスマン帝国の正規軍を打ち破った実績のある、この野蛮で狂信的な原始人のゲリラ戦における驚異的な戦闘能力も認めており、ハーシム家がこの原始人に敗戦する可能性も十分予測していたのです。よって、最終的にはイギリスはこの原始人とも秘密裏で関係を持った上、実際に原始人が砂漠からヒジャーズを攻略し始めると、中立の立場で観戦し、勝者となった原始人の統治を認め、飛行機や電話まで持っていたのに、ヒジャーズから追われた哀れなハーシム家に、代わりにイラクとヨルダンを与えたわけですが、イラクのハーシム家は「アラブ民族」主義勢力による革命で政権を追われ、かろうじてこの小さなヨルダンがハーシム家の手に残ったわけです。
ちなみに、この原始人が、ヒジャーズ地方を攻略して最初に行ったことは、悪魔の声を伝える電話網を破壊することと、聖地を「浄化」するため、ありとあらゆる宗教的な遺跡を破壊することでした。現在の聖地は、きれーに、コンクリとアスファルトと立派なホテルと商業施設が、そのムスリム共通の、いや、人類共通の貴重な文化遺産の上に建設されただけのなーんの歴史も文化もない商業都市に過ぎませんが、これは、ムスリムたちに、人類に隠された歴史の一つです。
ヨルダンのムスリム同胞団は、このような王政に対し、反乱することは無理でしょう。ヨルダン国民のムスリム同胞団への支持は王政を維持する範囲内のものであると理解すべきです。
とはいえ、積極的な経済の近代化と、イスラエルと米国との外交関係を軸にする現在の政権にとって、ムスリム同胞団は政権運営上の最大の障害であることは事実ですが。
で、エジプトのムスリム同胞団とハマスは一心同体の組織と言っても過言でないくらい関係が深い一方、ヨルダンのムスリム同胞団は、ハマスと同じ組織ではありません。兄弟くらいの関係でしょう。しかも国境を接している西岸は、ファトハが掌握しました。これはヨルダン政府にとってはラッキーだったはずです。
よって、エジプト政権にとっての脅威に比較すれば、はるかに低いわけです。
パレスチナ人がイスラエルによって抑圧されるたびに、今回と同様に、ムスリム同胞団を中心とした反イスラエル・反米運動が繰り返し発生してきたヨルダン王政にとって、またか、でも今回はいつもより盛り上がってるな、という程度の話です。
イスラエルや米国との関係を犠牲にしてまで、外交上の国益を犠牲にして、国内の支持を集めなければならない理由はありません。
まあ、イスラエルと和平を結ぶきっかけとなったイラクによるクウェート侵攻のときとは全く違います。当時のフセイン国王は、外交的なルーザーになることを覚悟の上、国民のイラク支持の一致した世論を恐れて、敢えてイラク支持を選択したのですが。
あ、ちなみに、どうしてヨルダン国民が、なんの関係もないイラクによるクウェート侵攻を支持したかというと、ヨルダン国民の大半がパレスチナ難民だという事情に関係します。
民度の低いパレスチナ人は、「アラブの大義」を掲げて、「アラブ」諸国で最も軍事力を有していたイラクが、イスラエルを攻撃して、パレスチナを開放してくれると妄想してしまったわけですね。
という、わけで、この現実を十分に理解しているハマスは、ほそぼそとした恐らくイランからも含めて頑張って密輸した武器と、封鎖による緩やかな死より、殉教を望む住民の素朴な信仰心だけを武器に、一か八かの賭けとしてイスラエル軍を地上戦に引きずり込んだわけです。
このままガザに封じ込められていても、百日手ですし、ファトハとの和解交渉に妥協して応じてしまうまで追い詰められる前に、パレスチナ闘争の主導権を握れると判断したのでしょう。
ですから、一部の人たち、例えばあの大人気のタナカウーとかが騒ぎ立てている「中東大戦争」なんてありえません。
本当に日本人って原理主義的な極論に飛びつきたがるって点で、民度が低くて、「アラブ人」ムスリムとそっくりですね。
あ、ついでに、今回のハマスとイスラエルの非対称戦争の結果、一体誰がルーザーで、誰が受益者なのか、ということについて。
以上の通り、ハマスが大量の民間人の犠牲の上に、生き延びてイスラエル軍を撤退させたら、最大の政治的な勝利を得ることになりますが、長期的にこのような民間人を意図的に巻き込んだハマスの政治責任が問われることは避けられない(と願っています)でしょうから、ハマスへの支持は一時的なものでしょう。
それ以外のプレーヤーは全部ルーザーです。
一層、反イスラエル、反米感情が高まり、低い民度の「民意」と、民主的でない「アラブ」政権の乖離が一層進みます。
その意味では広くスンニ派イスラム主義勢力が受益者であることは間違いないでしょう。
しかし、それはイスラエルにとっても、地域にとっても、世界にとっても歓迎できない結果です。
周辺諸国で、もっともこの損失の程度が低いのが、シリアでしょう。
そもそも、シリアでは上記の通り、スンニ派イスラム主義勢力の脅威が最も低いこと、そして、そもそもヨルダンやエジプトと違って、イスラエルと和平条約を結んでいないこと、そして、ハマスを政治的に支援するポーズをとってきたことと、ヒズブッラーへの本格的な支援を行ってきたことなど、今でも唯一「アラブの大義」を実践し続けていると主張できるので、そのような批判が成立しにくいからです。
一方、トルコ共和国、特に、現在の与党である、同様にスンニ派イスラム主義勢力であるAKPにとっては、間違いなく利益があります。
イスタンブールやアンカラでは、同胞ムスリムへの連帯を掲げた数百万人と報じられたイスラム主義勢力のデモが発生しました。
まず、上記の通り、パレスチナ人の闘争を実行しているハマスを見殺しにしたことにより、一層、「アラブ民族」主義が機能しないことが証明されました。アラブ連盟やアラブサミット(呼びかけのみ)などの「アラブ」の外交努力は、エジプトを支持する声と非難する声の板ばさみで、機能不全を晒しました。
そして困り果てたエジプトは、イスラエルとの外交関係があるトルコ共和国に仲介を求める始末です。
すでにシリアはトルコ共和国と親密な関係にあり、これを歓迎し、トルコのエルドアン首相は、まずシリア訪問から、この停戦仲介外交を始めました。
エルドアン首相は、その直前にイスラエル首相と会談しており、軍事行動の自制を求めたのに、それを裏切られたとして、イスラエルを激しく非難しましたが、これは、「アラブ」諸国との関係強化と、イスラム主義勢力の基盤強化という内政対策の「一石二鳥」です。(とはいえ、イスラム主義勢力以外からは、イスラエルとの外交関係を損なう外交を批判する声が上がってもいますが)
そして、トルコの仲介の停戦案が、国際的に支持され、トルコは、「アラブ」諸国にも指導力を発揮できる中東の重要なプレーヤーであることを証明したわけです。
こうして、見ると、以前からトルコへの接近を続け、トルコ・イラン・シリアという同盟を構築するため、軍事協力という餌でイスラエルと親密になったトルコをなんとかこの陣営に取り込もうとしているシリアにとっては、外交上はとっても歓迎できますね。
はあ、こうしてみると、またまたアサドファミリーのソフトな独裁の成功例となったわけとも言えますね・・・
ハマスを適当に支援するふりをしてきたことと、ヒズブッラーへの軍事・政治協力を行ってきた戦略的な判断が、非常に正しかったことが証明されましたね。
シリア共和国を支持する一方で、トルコの世俗的民族主義も支持する私としては痛し痒しですが、この愛すべき祖国の両国が接近しているということは、非常に喜ばしいことですね。