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二十世紀で一番大きな事件は、有色人種である日本が百年かかって、人種平等を実現し、そして自分もナンバー2にまで上がったこと
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投稿者 TORA 日時 2008 年 11 月 07 日 16:11:09: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
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二十世紀で一番大きな事件は、有色人種である日本が百年かかって、
人種平等を実現し、そして自分もナンバー2にまで上がったことである。

2008年11月7日 金曜日

◆21世紀、世界は日本化する 日下公人:著
http://www.bk1.jp/product/00007149

◆人種平等を実現した世紀

なぜ二十一世紀に世界は日本化するのか。それを歴史的視点から見ると次のようになる。まず歴史の針を戻して、二十世紀はいったいどういう百年だったのかを振り返ってみよう。そうすれば、いま日本人が立っている場所と日本の底力がよくわかる。二十世紀は日本の時代であった。

二十世紀で一番大きな事件は、有色人種である日本が百年かかって、人種平等を実現し、そして自分もナンバー2にまで上がったことである。白人はそう思っている。しかし悔しいから口に出さないし、日本人がこの大事件に気がつかないように「日本は軍国主義でけしからん国だ」とさかんに宣伝している(彼らはインドやインドネシアやベトナムなどの植民地を失って、貧乏国になったからその怨みがある。確かに「けしからん国」である)。

しかし中国人やインド人やアジア人など、世界の有色人種は知っている。自分たちは十九世紀までは植民地支配の下で奴隷同然だった、永久に白人には勝てないと思っていた。ところが日本人が白人との戦いに勝って、世界の強国の一角に入ってくれた。それを見て、自分たちも立ち上がろうと考えたのであると、インドのネール首相その他は伝記にその感動を書いている。これこそが二十世紀、百年間の一番の大事件だと私は考えている。

アメリカヘ留学した人などは、こういう事実が見えなくなって帰ってくる。先方に都合のいい説明を鵜呑みにして、アメリカはいま人種平等の実現に努力していると誉めるが、その元祖は日本だということを忘れている。ましてや靖国神杜にまつられている人たちの血で人種平等が世界の潮流になったことを忘れ、逆に日本の軍国主義を批判しているようでは困ったものである。順を追って述べればこうなる。

日本は一八五四年に日米和親条約で開国して国際社会の仲間に入った。それからが恐ろしい活躍である。新入幕なのに先輩がやったことをすぐに真似し、すぐに追い越していった。そのうえ、倒されてもまたカムバックした。しかもその間、人種平等を言い続けた。白人に対して、決して諦めなかった。

これは画期的なことである。その前の二百年問は白人圧勝の時代で、有色人種はグウの音も出ないほど支配されていた。白人も有色人種が噛みついてくるなどは絶対に未来永劫ないと思っていた。それが日本が開国し、世界史に登場してからわずか百五十年で今日の人種平等まできた。

あとから述べるようにかつて一九一九年、国際連盟を設立するとき日本は「人種平等宣言」を提案し、アメリカのウィルソン大統領に潰されたが、今やそのあとを継いだ国際連合は人種平等を認め、アメリカも認めたのだから画期的である。

◆日本は単独で白人絶対時代を終わらせた

もちろん人種平等は現実面においては、まだ完全な実現はしていないが、しかしさすがに白人絶対はもう言えなくなった。そのように二十世紀は、日本が白人絶対の時代を終わらせた世紀であるそして十分自覚しておいてほしいのは、これはすべて日本単独の力だということである。

白人は悔しいからそういう事実を認めずに、日本は侵略主義だ、軍国主義だ、真似ばかりの国だ。頭の中は空っぼで、手先だけ器用だ。と、ありとあらゆる悪口を言ってきた。"リトル・イエロー.モンキー"というのも普通に便われた表現である。しかしそれを本気にしてはいけない。むしろ「悔しさがにじみ出ているではないか」と聞くのが本当の国際感覚というものである。

日本人もそういうことを言えばいいと思うが、言わないのには三つほどの理由が考えられる。一つは致命的な相手の悪口は言わないという東洋的道徳、あるいは日本的思いやりで、あまりにも明白な相手の悪口は言わないで、自ら気がつくのを待つというのが日本式である。

また面白いことに二番目は、もうここまで成功すると日本人自身が何も気にしていない。自分は有色人種ではなく、むしろ白人のつもりである。実際にお金をたっぷり持っているから、「この店から出ていけ」と言われることもない。金の力は人種よりも強いことを実感している。また、ヨーロッパ社会でも人種や階級よりお金と教養のほうが通用するということを、日本人は十分実感している。

三番目は、もともと日本人は人種意識や差別意識が薄い。人を奴隷にする制度を国家としてもったことがないからである。その点、たいていの国にはなんらかの理由をつけて人を区別して見る習慣が残っている。一番下の人は奴隷にしてもよいという理由探しの歴史があるからである。「国家として奴隷制度をもったことがないのは、日本とユダヤだけだ」とは山本七平氏の説である。

このように二十世紀回顧と言われたら、人種平等が最大の事件である。原爆の発明よりこちらの方が大きい。科学技術やパソコンや原爆はどうせいつかは誰かがつくる。しかし白人絶対時代は、有色人種の誰かが立ち上がって、実カで打ち破らないかぎり終わらない。白人の方から譲歩することはない。それを日本は単独でやって成功した。日本があのとき立ち上がらなければ、白人絶対時代があと何百年続いたかわからない。その意味ではこれは二十世紀といわず、ここ三百年の大事件だと考えてもいい。

◆軍事カだけが発言力につながった百年

それではこの百年を振り返ってみよう。この百年間は帝国主義の時代で、軍事的実力だけが国際社会の発言力、説得カになるという時代だったから、日本は自分が有色人種であろうとなかろうと、自らの尊厳を守るために軍事大国を目指し、軍事力を持つためには工業力が必要だったので、そのために日本人はまず勤勉になって産業を興し、また、必死で欧米の文明・文化を勉強した。それから精強な兵士をつくり、三百万人の血を流して自らの独立を守った。

しかしその間、日本以外の有色人種の大部分は白人支配を承認して対等化への努力をしなかった。それはすでに国家としての独立を失っていたことが大きい。植民地支配の下、自らの国を失った結果、人びとは教育の自主性を失って文盲に甘んじ、さらに経済も搾取されたが、そのことについて考える力がないので、むしろ貧窮を天命と心得て、多くの有色人種はその一生を終えた。そう考えると、日本だけが二十世紀の百年間、血を流して独立を守り通したことの意義は大きい。

一度、独立を失うと、とめどもない転落の道がはじまる。ポルトガルによるティモール島の支配がその一例だが、原住民には文字を教えず、農耕用鉄製品の所有さえ極度に制限した。反乱の武器に転用されるのを恐れたのである。そして白人絶対の教育を徹底した。白人は日常生活でも絶対の威厳をもって上に立ち、平等意識の芽を摘んだ。反抗する住民には処罰と投獄が待っていた。

オランダ人でもフランス人でもイギリス人でもアメリカ人でも同じことだが、植民地では使用人に何かを与えるとき、手渡すことはなく床に投げ捨てて、それを拾わせた。日本人はそれを見て発奮したのである。一度、独立を失うと洗脳されて"独立の精神。まで失うことの恐ろしさを実感し、そうした恥辱を避けるためには自らの軍隊を保有して、あくまでも戦うことにしたのである。(P92〜P97)


◆冷戦はアメリカとソ連の決勝戦

さて一九四〇年(昭和十五年)の大国は、ソ連とドイツが入ってきて、イギリスが落ちてしまう。チャーチルは宣伝がうまいから、一般の印象ではイギリスが入っていると思うが、私は落とすべきだと思う。

したがってアメリカ、ソ連、ドイツ、日本が世界の四大パワーである。ドイツとロシアもなかなか凄い国で、第一次世界大戦に負けたり、革命を経験したりして、一度列強の座から落ちたがまた復活してきた。

この四カ国が世界の大国となって、そしてさらに覇権を争う準決勝戦をした。それが第二次世界大戦である。アメリカ対日本、ソ連対ドイツで、アメリカ対日本は太平洋を舞台とした海軍の戦い。ソ連対ドイツは大陸での陸軍の戦いとなった。結果はアメリカとソ連が勝って、ドイツと日本は舞台から消えた。

そして次に、今度は残ったアメリカとソ連の決勝戦になったが、これが東西冷戦(コールド・ウォー)である。したがって、一九五〇年当時の大国はアメリカとソ連。これが世界の戦争の最終決勝戦であった。戦争は陸海軍の争いから空軍の争いになって、最初は長距離戦略爆撃機が主役で、後半はミサイルと核兵器が主役だった。そしてここで面白いのは、最初は技術力の戦いで、最後は経済力が決め手になった。

ソ連のスターリンは東ドイツを無理やりソ連陣営に入れ、ドイツの技術を取り入れた。一方のアメリカは日本を丸ごと取った。だから決勝戦を戦っていたのは正確に言えぱ「ソ連+ドイツの半分」と、「アメリカ+日本の丸ごと」である。これでは丸ごと取っている日米連合の方が勝つに決まっている。こうしてレーガン大統領の時に日米連合がソ連に勝った。

冷戦が終結した時『ニューヨーク・タイムズ』は「東西冷戦に勝利したのは、偉大な大統領であるレーガンと、お金ならいくらでも出しますと約束した日本のおかげである」と書いた。ミサイルを無力化する迎撃システムの開発費を日本が負担すると約束したので、ゴルバチョフはあきらめたのである。これは現在も中国や北朝鮮との関係で同じことが繰り返されている。

大蔵省は日本の生命保険会社に圧力をかけて、アメリカの国債を山ほど買わせたので、それがいま生命保険会杜の経営を圧迫している。当時、私は「アメリカに頼まれて国債を買うのなら、それはソ連に勝つための戦争国債なのだから、『勝利への国債』とでも名づけて発行してもらい、政府自身で買うのが良い。日本国民の税金で堂々と買おう」と主張した。

そうしておけば今アメリカに対し「これを何とかしてくれ。あの時は日本が助けた。今度はアメリカが日本を助ける番だ。これを払ってくれ」と言えたのである。そういうことをしないから、日本は外交が下手だと言われるのである。

ワシントンでシンクタンクの人などを前に「今こそアメリカは日本にお返しすべき時だ。それともアメリカはお返しをしない国なのか?そうだとしたら道義にもとる。日本は今やアメリカを道徳の低い国だと思っている」と言ったとき、シーンとして何の反論もなかったが、内心は理解しているはずである。ただし、日本からそういう対等の主張をされるのは我慢ができないらしい。それからそれを察知して主張を控える日本人は、なんとも人が好い……。

◆今や世界の大国はアメリカと日本

ここで言いたいのは、ふと気がつくと、冷戦終了後、日本はまた戦勝国の側にいるということである。したがって、今はアメリカ対日本。次はどちらが一番か。と、日本は思わないが、アメリカは気にする。そのためアメリカ対日本で、今度は経済戦争、貿易戦争が始まっている。金融戦争もアメリカが仕掛けてくるので、日本は当惑している。

そのぐらい日本は恐ろしい国で、ボーツとしていても大国であり、同時に強国であるらしい。こうやって歴史を追っていくと、日本というのがいかに凄い国か実感していただけると思う。明治維新の時はろくに大砲も軍艦も何もなかったような国が、百年間でここまできた。途中で一度叩かれ、焼け野原になっても、五十年でまたここまで戻ってきた。どうして日本はこんなことができるのか?その底カはいったい何なのか?あとから述べるように、日本は江戸時代からすごい国だった。だからこそものすごい底カがある。

他の国が簡単に真似できない底力があるが、その歴史と伝統に加え、今は金持ち国であり、勤勉で、ハイテクもある。だから見過ごせない。このままではいつかアメリカを追い越すのではないかと、先方がいちいち恐怖に感じるのが悪いのだが、そのような気にさせる何かが日本にあるのも確かなのである。

今や世界の大国はアメリカと日本である。二十世紀とはそこに向かってきた百年である。そして二十世紀にこういう実績があるのだから、元気さえ出せば二十一世紀にも日本はまたすごい実績を残すことができる。

日本が元気を出さないように、世界中の白人国があれこれ言うことを真に受けてはいけない。たとえば日本人にはノーベル賞受賞者が少ないと言うが、あれはノーベル賞の受賞国が偏っているのである。ノーベル賞をもらえないから日本人は創造力が低いのではなく、ノーベル賞が公正ではないのである。

日本の現在についても欧米のメガネで見るのではなく、日本のメガネで見ると良い。あるいは単に「普通のメガネ」で見れば、現実がよくわかる。

欧米のメガネで日本を見ると、日本は有色人種の東洋の国で、アジア的停滞が二千年も続いているはずである。封建的で遅れているはずである。儒教や神道を信じる迷信だらけの国である。すると「そんな日本が高性能の自動車をつくるのはおかしい。全部真似に違いない。政府は特別な援助をしているのに違いない。アメ車が日本で売れないのは何かアンフェアな妨害をしているに違いない。叩き潰すのが正しい。日本と同じルールで競争しなくてもいい」という理屈になる。あれは特別な国なのだ、異質な国なのだという「日本異質論」が数年前に流行ったが、これは欧米のメガネが狂っているのである(それに付和雷同した日本人も悪いが)。

ともかく世界の大国は今、アメリカと日本である。しかも日本がすでに勝っていることや、アメリカよりも先にとっくに実現していることがたくさんある。したがって、二十一世紀は東洋と西洋が学びあう時代になる。世界はどちらにつこうかと見ている。けれども一番いいのは、両方から良いところを取ることだから、結局はそうなるだろう。日米の二つの国が戦争をせずに発展競争をしてくれたら一番いい。アメリカも日本から良いところを取る。日本もアメリカから良いところを取る。他の国は両方から良いところを取る。(P106〜P111)


(私のコメント)
「21世紀、世界は日本化する」という本は2000年に出された本なのですが、新刊書店ではすでに売られていない。ネット書店でもすでになくて中古本でしか手に入らない。私は買った本はとって置く主義なので私のビルの屋上のスチール物置にはダンボールに入った本で一杯だ。

出版不況と言われていますが、出版社はなぜ既刊の出版物を電子化して発売しないのだろうか? 電子化された本なら在庫管理費用がかからないからいくらでも在庫として置ける。しかしそうなると出版社も販売流通業者も要らなくなるから、電子化はされないのだろう。印刷業者も製本業者も電子化されてしまうと失業してしまう。

つまり出版不況と言うのは、言い換えれば時代に流されているというだけで不況というのとは違うのだろう。ネットでは無名な人が本を書いてサイトで宣伝をして売っている。主にアダルトものが多いのですが一冊1万円から2万円で売っている。利殖関係も多くて私も不動産投資方など買ってみたのですが、個人で全部出来るのだから時代は変わった。

「株式日記」も個人出版の電子新聞のようなものですが、11年もたっても有料化の目処も立たない。儲ける事よりも多くの人に読んでもらう事を主眼にしているからですが、著作活動で生活している人はなぜ電子化して自主販売しないのだろうか? アダルトものや利殖ものなどは一冊1万円でも買う人がいる。300冊売れれば300万円の利益になるのだから、1年に一冊本を書くだけで生活が出来る。

日下公人氏のような著名人になれば本の出版以外に講演活動のほうが儲かるだろう。竹村健一氏なども一回の講演料が150万円だから月に一回講演するだけでも高額納税者になるのであり、それだけ講演者の名前だけでも人が集まるから高い講演料でも採算に合うのだろう。それから見ればネットでのブログ書きは無料奉仕で割に合わない。

ブログのコメント欄を見てもらえば分かるように、誹謗中傷やアラシのオンパレードで管理が大変だ。それに比べれば講演会で生活できる人がうらやましい。著名人がテレビに出るのは一種の宣伝活動であり、プロモーション活動なのだろう。竹村健一氏のように1回150万円とは言わないまでも、ベンジャミン・フルフォード氏やリチャード・コシミズ氏の様に自主講演会で生活している人もいる。

日下公人氏は保守系の評論家ですが、本屋など見ても保守系の評論家の出版物ばかりが並んでいる。左翼の評論家が本を書いても売れないからであり、いまどき中国を称賛するような本を書いても誰も買わない。だから左翼系の学者は大学の教授になって生活している人が多く東大がその総本山だ。姜尚中教授や和田春樹教授や小森陽一教授や高橋哲哉教授などどうして左翼は大学教授になれるのだろう?

それに比べると保守系の学者は大学などの教育界から差別されて、著作や講演会などで活躍するようになる。田母神航空幕僚長も保守的な論文を書いて罷免されましたが、日本はこのように左翼は優遇されて保守は爪弾きされてしまうのは保守には言論の自由がないからだ。しかし言論の自由は無いが講演会などでは聴衆が集まるのだから底流には保守への支持がある。

戦後において東大などの大学では右翼学者は追放されて共産党系の学者が占拠するようになった。だから経済学もマルクス経済学をいまだに教えているのであり、時代遅れもはなはだしい。このような左翼偏重教育が行なわれて東大を出たエリートたちは左翼教育が施されて教育界や官界やマスコミを支配しているから、田母神論文に対しては一斉に非難が浴びせられる。

日本の学校教育では、日本が人種差別撤廃のために大東亜戦争が行なわれたという教育は行なわれない。扶桑社の「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書への妨害活動は、日本の教育界がいかに左翼に支配されているかの証明ですが、日本には言論の自由は少なくとも教育界には存在しない。そして自衛隊への思想教育もこれから行なわれるようですが、麻生総理や浜田防衛大臣はこのような思想統制に賛成なのだろうか?

先日、麻生総理は書店に行って日下公人氏の本を買って行ったそうですが、田母神前航空幕僚長も日下公人氏の本などの愛読者なのだろう。田母神論文もこのような保守系の学者の書いた本の内容を纏めたようなもので、大学の歴史学者が小学生並みと評価するのも保守系の学者への嫌がらせなのだ。それは中国や韓国などからの抗議と併せ持っての思想弾圧なのだ。


◆「新しい歴史教科書・改訂版、歪曲が一層悪化」 2005年3月3日 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/article/20050303000085

01年、日本のアジア侵略戦争を隠ぺい、賛美し、韓国と中国など当該国の激しい反発を招いた日本の中学用「新しい歴史教科書(扶桑社)」が今年4月、4年ぶりに改訂版を出版し、一層悪化した内容と強化された採択運動で、またもや大きな波紋が予想される。

 日本愛媛大学の今野日出晴教授は3日、扶桑社の教科書改訂版が「日本を糾弾するためにねつ造された『南京大虐殺』、『朝鮮人強制連行』『従軍慰安婦強制連行』などの嘘は、絶対書かない」、「大東亜戦争はインドネシア、ミャンマー、インド、マレイシアなどの独立を促進させた。日本とこれらアジア諸国の戦争を戦後の教科書としてははじめて公平に描写する」といった内容が盛り込まれていると明らかにした。

 この教科書は日本の極右政治家を中心とする「新しい歴史教科書をつくる会」が積極的に支援しており、河村文部科学相はこの教科書の執筆作業について「これまでの歴史認識から一歩前進した」とも激励した。

 今野教授は「『新しい歴史教科書』の執筆者の一人である藤岡信勝教授が最近執筆した『改訂版新しい歴史教科書の7つポイント』にこうした内容が盛り込まれている」とし、「新しい扶桑社の歴史教科書は実際にこの指針に忠実に従っている」と述べた。

 「7つのポイント」のなかでも、注目されるのは、「近現代史において、日本人は親子代々謝罪すべき運命の罪人のように描かれている」とし、「近代戦争の取り扱いにおいて公平な視点を貫く」といった部分。藤岡教授は「改訂版が重きを置いた部分は愛国心で、われわれと血のつながっている祖先の歴史に対する愛情が、自然と沸いてくるように書かれている」と主張した。

 今野教授は5日、ソウル歴史博物館の講堂で開かれる「日本の歴史教科書」学術会議に出席し、このような内容が盛り込まれた「05年度『新しい歴史教科書』の執筆方向分析」を発表する。

(私のコメント)
中国はアヘン戦争に敗れて以来、植民地化されて日下公人氏の書いているように白人絶対教育が徹底して行なわれて、中国人は今でも白人への卑屈な感情は抜けていない。中国はロシアやイギリスやフランスと戦争して一度も勝ってはいない。だから人種差別撤廃運動などでも日本を悪者にして妨害しているのだ。

だから現代の日本のアメリカへの媚びへつらいは、60年続いているアメリカによる日本の植民地化教育の結果ともいえる。だから朝鮮日報の記事のように、「新しい日本の歴史教科書」に対してのヒステリックな反応は、輝かしい日本の歴史に対する妬みと羨望と嫉妬によるものなのだ。


 

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