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(回答先: 日本のインテリジェンス「秘録:陸軍中野学校」 畠山清行 著 保阪正康 編 (新潮文庫)を読む-1 投稿者 Ddog 日時 2008 年 11 月 03 日 00:45:15)
昔に読んだのを思い出しました、お暇な方はどうぞ。
スパイのためのハンドブック
http://doc-tanu.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_0ead.html
CIAやKGBと並び称されたイスラエル情報部モサドの花形部員であったウォルフガング・ロッツの著書です。
彼は富裕なドイツ人というふれこみでエジプト社交界に食い込み、エジプト駐在工作員として大成功を収めました。
その豪奢な生活ぶりから”シャンペン・スパイ”の異名をとります。
しかし、後に同僚スパイがKGBの手によって正体を暴かれ、その自白によって彼とその妻も逮捕されてしまいます。
彼はイスラエル人であることを隠し通し(ばれれば間違いなく絞首刑)、見せ物裁判にかけられて終身刑を宣告さ
れますが、第三次中東戦争の間に5000名のエジプト人捕虜と交換に釈放されます。
スパイとしての経歴一つとっても華々しい、その彼が書いたスパイになるための手引き書です。
内容はこの上なく実用的で、尾行や賄賂の練習方法、女性問題、捕まった場合の身の処し方や刑務所での過ごし方
から引退後の金銭問題に至るまで親切丁寧に描かれています。
「私は賄賂のきかない官僚とか公務員にまだお目にかかったことがない。」など心に残る言葉も多数。
スパイ小説のようなスリル感はないですが、とても面白く読めます。
むしろ、本書を読んだ後には三文スパイ小説が嘘くさく見えてしまうかもしれません。お薦め、★★★★☆。
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