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http://www.asahi.com/national/update/0103/SEB200901030001.htmlより引用
偽メール問題で06年に議員辞職した永田寿康・元民主党衆院議員(39)が3日、北九州市のマンションから飛び降り自殺を図り、死亡した。マンションの10〜11階踊り場に遺書らしき内容が書かれたノートのほか、焼酎1.8リットルの空の紙パックがあったという。永田氏は市内の病院に入院していたという。
福岡県警の調べでは、午後6時25分ごろ、同市八幡西区里中3丁目のマンション駐車場に男性が倒れているのを住民が見つけ、「人が転落したようだ」と110番通報した。全身を強く打っており、午後7時6分に死亡が確認された。
永田氏は00年6月の衆院選千葉2区で初当選。連続3期当選を果たした。06年2月、衆院予算委員会で、ライブドアの堀江貴文元社長が社内メールで、自民党の武部勤幹事長=当時=の親族あてに送金を指示した、とする質問をした。同3月、永田氏は衆院懲罰委員会で「メールは偽物」と認め、武部氏らに謝罪し、同4月に議員辞職した。
以上引用終わり
ニセメール問題は、意図的に永田寿康が仕組んだように見える。国会での質問の時も、何か覚悟するような表情があり、第3者の意を受けて動いていることが見え見えだった。多分、ニセメール問題は二つの目的があったのだ。一つは、2006年2月16日のニセメール事件のほぼ直前である2006年1月18日に起きた、当時のエイチ・エス証券副社長・野口英昭のなぞの自殺事件からマスコミなどの関心をそらすためだ。そして、もう一つが、堀江隆文の衆議院選出馬をめぐる金の動きをごまかすためだろう。
野口英昭の死は非常に不自然なものだった。背景として、ライブドア株の売り逃げ、つまり、結局ライブドア株の暴落で損をしたのは一般市民投資家だけであり、暴落直前に売り逃げをしたプロの投資家がいたはずで、その中には、外国証券のみならず、日本の政財界関係者もいたはずだというものだ。そう言った関係者の詳細を知っていたのは、投資組合を組織していた野口英昭であり、彼の死は、そう言った関係への捜査を不可能にさせるものであった。つまり、ライブドア株の暴落によって損失をこうむった一般投資家からの訴訟で、誰が売り逃げをしたかを調べられることを見越していたわけだ。そして、彼の死後、テレビで、空港の監視カメラに野口英昭を出迎える4人の人が映っていたという証言が流されるなど、自殺ではなく他殺であることを示唆する証拠が報道されだしていた時期に起ったのが永田議員によるニセメール事件だった。なお、空港の監視カメラは野口さんの奥さんが見て、「顔が分かるほどの映像ではなく、人物の移動が分かる程度のものだった」とテレビで証言をしているが、これ自体が非常におかしい。なぜならば、人の特定が出来ない監視カメラは意味がないからだ。多分、奥さんは、ニセの映像を見せられたのだと思う。また、野口英昭の自殺方法自体についても、疑問が呈されている。http://facta.co.jp/blog/archives/20060123000059.html にその記事があるが、要するに、「報道によれば、傷口が5カ所、喉の左右の頚動脈と、左右の手首、そして腹部だそうである。どの傷口が致命傷になったかは判然としない。電話をかけてきた知人が指摘するように、それが自殺だなんて『法医学的にはありえない』。ためらい傷をいくつも残すことはありえても、それは左手首なら数ヵ所とひとつに集中する。左手首を切って次に包丁を持ち替えて右を切って、さらに首という順で死のうと人は思わないのだ。いわんや、左の頚動脈を切ったら、血圧が低下して右の頚動脈まで切る力がなくなる。そのうえで腹部を刺す? これは不自然である。」と言うことだ。
次に、堀江隆文の衆議院選出馬をめぐる疑惑だ。永田が持ち出したニセメールでは、「堀江が、衆院選出馬に関して、武部勤自民党幹事長の次男に対し、選挙コンサルタント費用として3000万円の振込みを指示した」というものだが、多分、実際は、自民党が堀江に金を支払っていたはずだ。郵政選挙は、200兆円を超える郵貯資金を民間の管理にゆだね、それをアメリカに対する投資に使わせようという狙いを持って行われたものだ。そして、それと共に、郵政民営化及び対米投資に反対する動きを何とか封じ込めようとして幾つかの工作が行われた。その一つが、亀井静香、綿貫民輔が自民党を離れ、民主党を撹乱する勢力となったことだ。亀井は一応郵政民営化に反対して離党したことになっているが、それは口実に過ぎず、国会議員として当選させる必要が自民党にもあった。だからこそ、対抗馬に、堀江を持ってきて、しかも、自民党公認とはせず、また、民主党の公認も受けさせなかった。かなり有力であった民主党公認候補(佐藤公治)の票を食うために堀江が使われたのだ。だからこそ、堀江の応援に、小泉純一郎が出てこず武部勤が出てきたのだ。そして、浮動票である堀江の票があまり伸びないように伊藤洋二と言う27歳の元証券会社員を立候補させたのだ。つまり、最初から堀江は落選する予定で立候補したことになる。そのための金が自民党筋から堀江に動いたはずなのだ。そして、そう言った動きをごまかすために、まったく逆の筋書きを描いて見せたのが永田が持ち出したニセメール事件だった。まったく逆の可能性を見せて、いろいろな捜査・関心を欺こうとするものだったわけだ。
ただ、永田寿康は死んだ。彼の死は、多分、多くの政治家、官僚、マスコミ関係者などへ色々な思いを与えているはずだ。多分、一つには、「一度でも組織に関わり、そのお先棒を担いだ連中はこういう哀れな結末しか迎えられない」と言うものだ。また、それとは多分正反対の「あいつは組織から捨てられた。あいつはただの駒に過ぎなかったのだ。俺たちは違う。組織の中枢に絡んでいて、組織を動かしているのだからあんなことにはならない。今後も、組織のために頑張るのだ。これを脅しに使って、組織強化をしよう。」と言うもの。そして、多分、「結局、金のために動いていたからだ。それも、日本にいながら日本を裏切って自分を偽っていたからだ。そう言った偽りは結局、いつかは破綻するもので、これはその始まりだ。」と言うもの。