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「テレビの音で家族と口論」父親を放火逮捕…子ども２人死亡【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081128-OYT1T00678.htm?from=navr
さいたま市岩槻区大谷で２７日深夜、住宅から出火し、焼け跡から子ども２人の遺体が見つかった火災で、埼玉県警は２８日、この家に住むタクシー運転手古川久容疑者（４７）を現住建造物等放火容疑で逮捕した。
調べに対し、「眠たいのにテレビの音がうるさくて、家族を注意したら口論になった。腹が立って火を付けた」などと容疑を認めている。
発表によると、古川容疑者は２７日午後１１時２０分頃、自宅に灯油をまいて火を付け、木造２階住宅約６０平方メートルを全焼させた疑い。捜査関係者によると、「２階に火を付けた後、１階にも放火した」と供述している。
古川容疑者は妻（３８）と子ども２人の４人暮らし。遺体は長女で県立春日部女子高１年の茉優(まゆ)さん（１６）と、長男で市立川通小６年の勇希君（１２）とみられ、２階の自室にいて逃げ遅れ、煙に巻かれたらしい。県警は２９日、遺体を司法解剖して身元と死因を特定する。古川容疑者はのどにやけどを負い、妻は２階から飛び降りた際に腰の骨を折るなどした。
古川容疑者が勤務するさいたま市内のタクシー会社によると、仕事ぶりはまじめで、特に悩んでいた様子はなかったという。
上司は「昨年、『今日は子供の誕生日で食事に行く』とうれしそうに話していたこともある。信じられない」と話した。
（2008年11月28日22時30分 読売新聞）
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