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<沖田国倍訴訟>痴漢認定を破棄 不起訴の男性最高裁判決『審理尽くしてない』【東京新聞】
http://www.asyura2.com/08/nihon28/msg/463.html
投稿者 gataro 日時 2008 年 11 月 08 日 13:33:27: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10162028370.html から転載。

2008-11-08 13:13:19
gataro-cloneの投稿

<沖田国倍訴訟>痴漢認定を破棄 不起訴の男性最高裁判決『審理尽くしてない』【東京新聞】
テーマ:日本の司法


JR電車内で携帯電話を使用している女性に注意しただけで痴漢にデッチ上げられた沖田事件。逮捕されながらも不起訴となった沖田光男さんは、ウソの被害を訴えたとして女性らに損害賠償を求める訴えを起こした。一審、二審はともに痴漢行為があったとして沖田さんの訴えを退けたが、7日の最高裁上告審はさらに証人尋問をする必要があるとして、一審、二審の判決を破棄し、東京高裁に審理を差し戻した。日本の司法では、女性に痴漢をしたと言われたら最後、必ずと言ってもよいぐらい痴漢実行犯にされてしまう現実がある中、うれしい差し戻し判決である。
(*1999年9月2日夜逮捕された沖田さんは身柄を21日間拘束された。)

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008110802000094.html

【社会】
痴漢認定を破棄 不起訴の男性最高裁判決『審理尽くしてない』(東京新聞)
2008年11月8日 朝刊


審理やり直しの判決を受け、記者会見で笑顔を見せる沖田光男さん=7日、東京・霞が関の司法記者クラブで


 JR中央線の電車内で痴漢をしたとして逮捕され、不起訴となった東京都国立市の元会社員沖田光男さん(66)が「携帯電話での通話を注意したら、腹いせにでっち上げられた」と、被害を訴えた女性らに損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第二小法廷(津野修裁判長=退官、今井功裁判官代読)は七日、「審理が尽くされていない」として、痴漢行為を認定し請求を退けた一、二審判決を破棄、審理を東京高裁に差し戻した。

 判決は、女性が被害を受けていたとされる間、携帯電話で会話していた知人男性が、女性が痴漢行為を受けているような発言は聞かなかったと検察官に供述した点に言及。

 二審が目撃証人に準ずる唯一の人物に証人尋問をしなかったことを挙げ、「男性の供述と合う沖田さんの供述の信用性を否定し、整合しない女性の供述の信用性を肯定して痴漢行為を認定したのは明らかな法令違反」とした。

 二審判決によると、沖田さんは一九九九年九月二日夜、JR中央線の電車内で、当時二十代の女性の身体に下半身を押しつけたとして東京都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕された。東京地検八王子支部は、沖田さんを同月二十二日まで拘置した後、嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 一審の東京地裁八王子支部判決は、女性の証言の信用性を認め、痴漢行為を認定。刑事事件の不起訴とは反対の結論を出した。二審の東京高裁は、沖田さん側が求めた男性の証人申請を却下して一審判決を追認した。

無実証明へ『あと一歩』

 「あと一歩のところ。頑張りたい」。最高裁判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した沖田光男さんは、審理が高裁に差し戻されたことに晴れやかな表情を見せた。

 判決直前まで不安はぬぐえなかった。被害を訴えた女性は九月の弁論で「痴漢をしたのはこの人で間違いありません」と主張したからだ。「女性に有利な判決を下すのではないか」と危惧(きぐ)した。

 六年半前の提訴時から、実名での取材に応じたのは、無実が証明されると信じていたからだった。しかし、それは沖田さん夫妻を苦しめることになった。

 傍聴を続けた妻は周囲の好奇の視線に耐えた。沖田さんは顔見知りの女児から面と向かって「痴漢をした人」と言われた。自宅で夫妻はやり場のない思いをぶつけ合い、離婚の危機にまで発展した。

 心の支えになったのは痴漢冤罪(えんざい)を扱った映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)。自分の苦境を多くの人に伝えてくれているように感じた。

 「もう一歩、踏み込んだ判決をという期待があった」。沖田さんは、自らの勝訴を確信している。

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【関連エントリー】

<増える痴漢冤罪>電車内痴漢で無罪判決 「ほかに犯人の可能性」(東京新聞/毎日新聞)

<沖田国倍訴訟>最高裁第2小法廷で9月29日に口頭弁論/「痴漢行為」認定見直しに道開く

立教大学祭で痴漢冤罪のシンポジウム【レイバーネット】

 

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