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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20081004-OYO1T00261.htm?from=main1
個室ビデオ店放火、小川容疑者「戸籍売り、金作った」【読売】
別人装い借金重ねる?
大阪市浪速区の個室ビデオ店が放火され、客ら25人が死傷した事件で、小川和弘容疑者(46)が数か月前、入院先の病院で「内田」と名乗っていたことが、病院関係者の証言でわかった。同容疑者は知人らに「戸籍を売って金を作った」と話していたことも判明。虚偽の養子縁組で別人になりすまし、消費者金融から借り入れを重ねていた可能性が浮上、大阪府警捜査1課の浪速署捜査本部は、同容疑者の生活実態について詳しく調べている。
大阪府内にある病院の関係者によると、小川容疑者は「内田」と名乗り、1か月ほど入院したが、保険証は持っていなかった。入院中、小川容疑者は「自分は名前がたくさんある」と話したこともあったという。
事件後、捜査員が小川容疑者の写真を持って病院に事情を聞きに来たことから、病院側は「内田」を名乗っていた男が、小川容疑者だったと知った。捜査員は「内田」姓のカルテを持ち帰ったという。
また、小川容疑者が今年に入り、「戸籍を売って金を作った。戸籍はまた戻ってくる」「売った組織は、警察も知らないところ」などと、複数の知人に話していたことも判明。
戸籍を巡っては、多額の借金を抱え「ブラックリスト」に載った多重債務者が、虚偽の養子縁組で姓を変え、消費者金融から新たな借り入れをする手口が横行。ブローカーの存在も指摘されている。府警は、小川容疑者が数百万円の借金を抱えて生活に困窮していたことが犯行の背景にあると判断、新たな借り入れをするため、こうした不正行為に手を染めていた可能性があるとみて、違う姓を名乗った経緯も詳しく調べる。
一方、小川容疑者の国選弁護人に選任された岡本栄市弁護士(50)が3日夜、報道各社の取材に応じ、小川容疑者が「重大な事件を犯した後悔の気持ちがあり、反省している」という趣旨の話をしていることを明らかにした。岡本弁護士によると、小川容疑者は、事件当日の1日夜に初めて接見した際、突然の弁護士の来訪に戸惑った様子だったが、この日は口数は少ないものの、視線をそらさずに受け答えし、落ち着いた表情だったという。
(2008年10月4日 読売新聞)