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北海道開発局元幹部らに有罪=官製談合を「積極主導」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008082800762
長年の癒着指摘・札幌地裁 国土交通省北海道開発局の発注工事をめぐる官製談合事件で、競売入札妨害罪に問われた元同開発局農業水産部長森繁被告(57)ら3人の判決公判が28日、札幌地裁であった。辻川靖夫裁判長は「幹部職員でありながら、談合を積極的に主導した」と指摘、同被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
元同部課長の永井良房被告(53)は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)、表雅英被告(50)は懲役1年2月、執行猶予3年(同懲役1年2月)とした。
事件では2005−07年発注の別の工事で談合したとして、元北海道局長の品川守被告(58)ら6人が起訴されており、一連の事件で判決は初めて。
辻川裁判長は、官主導の談合が遅くとも昭和50年代から行われていたとし、「利害の一致した開発局農業部門と建設業者が長年にわたり癒着し、談合を続けてきた中での構造的な犯罪」と非難した。(2008/08/28-21:04)