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加重収賄:年金記録を業者に渡す 元社保庁職員再逮捕(毎日新聞)
愛知社会保険事務局の元職員が貸金業者に便宜を図った見返りにわいろを受け取ったとして、愛知県警捜査2課は16日、元同事務局職員、服部達郎被告(53)=詐欺罪などで公判中=を加重収賄容疑で再逮捕した。「金に困っていた」と容疑を認めている。
調べでは、服部容疑者は中村社会保険事務室(名古屋市中村区)の職員だった04年12月中旬ごろ、名古屋市内の貸金業者の男(50)に「社会保険料を滞納している事業所のリストがほしい」と依頼され、同事務室のオンライン端末を操作。数百件の事業所のデータを印刷して男に手渡した見返りに、現金数十万円を受け取った疑い。
同事務局などによると、服部容疑者は当時、主任社会保険調査官として、被保険者の年収や納付状況を調査する立場だった。事業所の情報を閲覧できるほか、調査や指導のため資料を外部に持ち出すことができたという。
贈賄側の男は無登録のヤミ金融業者で、服部容疑者は02年ごろ、フィリピンパブでの遊興などで多額の借金がかさみ、借金を申し込んだという。業者の贈賄容疑については公訴時効(3年)が成立している。男は入手したリストを基に新たな融資先を探そうとしたが失敗したという。
服部容疑者は、宙に浮いた年金記録のうち自分の実父と同姓同名のものを見つけて実父の記録に統合し、老齢年金と遺族年金の計310万円をだまし取ったとされ、このうち時効になっていない遺族年金約70万円分について5月に起訴された。
このほか、3月にはフィリピン人女性と偽装結婚したとして、公正証書原本不実記載などの罪で起訴され現在公判中。検察側は懲役3年を求刑している。【桜井平】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080717k0000m040124000c.html